2016年7月22日金曜日

甘々と稲妻(一部レビュー)

 半年前に妻を亡くした主人公が娘のために慣れない料理に奮闘する。ふとしたきっかけで
 教師である主人公は生徒である女子高生の飯田小鳥と出会う。彼女の家は料理屋を経営してい
 るため、色々相談したりしながら3人で料理を作るようになる。そんな感じの料理アニメです
 
 原作はgood!アフタヌーンに連載中の漫画です。↓
 http://www.moae.jp/comic/amaama?_ga=1.86158559.614189589.1469111332

 TVアニメ版公式サイトは↓
 http://www.amaama.jp/

--- 5行で読む この回のあらすじ ---

 ・妻を亡くして半年。主人公の教師、犬塚公平は娘と二人で外食中心の生活を送っていた。
 
 ・幼い娘の「つむぎ」を連れてお花見に訪れたところ、生徒である女子高生の飯田小鳥と
  出会う。
 
 ・つむぎが小鳥の食べていた弁当に興味をもったことで、彼女の家で経営されている「ごはん
  やさん 恵」に行ってみることにする公平。
 
 ・その日「ごはんやさん 恵」は営業しておらず、帰ろうとすると小鳥が食材はあるので
  自分が作るので食べていかないかと声をかける。
 
 ・こうして食事をすることになったのだが、そこで食べた「ごはん」の味に感動するつむぎを
  見て公平は「外食ではなく手料理をがんばろう」と思い立ち、小鳥に相談しながら奮闘の
  日々が始まる。
 
--- レビュー ---
 
  全く料理が出来ない主人公と料理研究家の娘である小鳥が、つむぎのために美味しい料理を
  作っていく料理アニメです。
 
  料理アニメですが「クッキングパパ」や「食戟のソーマ」のように主人公が圧倒的な料理
  技術や知識を持っているわけではなく、普通の高校教師が娘のために美味しい料理をつく
  ろうと奮闘し、小鳥の協力を得て苦労の末に料理を作っていく作品です。
  
  この作品でいう「おいしい料理」とは「愛情のつまった料理」であるため、味としては
  他作品のように「食べると口から光が出るほど」とか「食べると服が脱げるほど」ではあり
  ません。
  
  そのため、作品としては過剰な演出に走ることがなく、落ち着いた作風になっており、物語
  も料理を中心としながらも父親一人での子育ての苦労や、主人公と小鳥の不思議な関係が
  描かれていて、ヒューマンドラマのような側面を持っています。
  
  管理人は日常系料理アニメとして視聴しています。
  
--- 総括 ---
 
  とても「やさしい気持ち」がたくさん含まれた作品です。
  
  料理以外にも子育てに関する様々な苦労話が盛り込まれており、料理アニメでありながら
  親子愛を描いたハートフルアニメを見ているような感覚です。
  
  全体的にテンポも緩やかな作品で軽い気持ちで視聴できますので、今季放送中の料理アニメ
  「食戟のソーマ」との「美味い料理の見せ方の違い」を見てみると面白いと思います。
  (まさに、「静と動」と言った感じです)

--- おまけ ---
 
   主人公は教師で、小鳥の副担任です。

   つまり表面上の関係は「教師と生徒」です。
  
   しかし昼休みに二人で料理や家庭について雑談していたりと、ただの教師と生徒の関係
   とは少し違った関係にあります。  
 
   ちょっとした背徳感のある描写などもあって、そっちの視点でみるとまた違った
   面白さがある作品です。

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