異世界薬局（一部レビュー）

 ＜あらすじ＞

現代日本の薬学研究者であった薬谷 完治は目を覚ますと、宮廷薬師の名家ド･メディシス家の息子、ファルマ･ド･メディシスとして転生していた。

ファルマはレベルの低いこの世界の医療に絶望する。

そして、真に効果のある薬を広く人々に届けるべく『異世界薬局』を開業する……。

＜レビュー＞

医療系のプロフェッショナルが異世界転生するという本作。まだ2話時点で異世界薬局も開店していません。

　

しかし、どうやら単純に「知識をもったまま転生」したわけではなさそうで、主人公には患部を見つけたり、病気を鑑定できる特殊な能力が備わっています。

　

さらに、測定不能なほど大量の魔力を保有していることも判明し、どうやら知識だけではなく身体的にもチート強化された状態で転生したようです。

　

このチート能力の中に「薬の原料を生成する能力」というものがあり、どうやらこれを駆使して異世界薬局を始めるようです。

　

今のところは、チート転生者に周囲がびっくりして大騒ぎになるという転生モノのテンプレ的な展開になっています。テンプレですから普通に面白く、続きも楽しみにしていますが、テンプレが終わり、シナリオが本格的に動き出した時、「薬局」というテーマがどうかかわってくるのか、その点に、私は注目している作品です。