2017年5月18日木曜日

サクラクエスト 第6話『田園のマスカレード』

就職試験に落ち続け就職浪人直前の主人公木春由乃。学生時代にノリで登録した
タレント事務所から仕事の依頼を受ける。その仕事はなんと1年にも及ぶ村おこしの
観光大使だった!思わぬ大役に邁進する由乃の奮闘物語です。
 
アニメ公式ページは↓
 
 http://sakura-quest.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 ニコニコ動画:http://ch.nicovideo.jp/sakura-quest
 Amazon プライムビデオ:(予定)
 
 
--- 2行で読む ここまでのあらすじ --- ※6話目
 
 
 ・間野山を舞台にした映画のオファーが観光協会に入る。諸条件諸々あるものの
  町おこしの為に快諾。映画スタッフが間野山にやってきた。
  
  
 ・低予算の映画ということで撮影スタッフに様々な協力を行う由乃達。とある日
  すこしクセのある監督が当初予定していた古民家ではない空き家を「燃やしたい」
  と言い出した。だがその家は・・・
 
  
--- レビュー ---
 
 
 SHIROBAKOでお馴染みのP.A.WORKSによるオリジナルアニメーション
 です。
 
 
 映画撮影編の前編です。
 
 
 これまでは、逃げようとする国王「木春由乃」を引き留めたりサポートしたりと
 優しく母のような女子力で観光協会の町おこしを支えてきた四ノ宮しおりの
 内面にふれるシナリオでした。

 
 この話までの四ノ宮しおりは何かキャラが薄い印象でした。その原因は
 あまりにも「善意」が全面に出過ぎていて内面が見えず、なにかよくできた
 Pepper君のように心が作り物のように見えていたことにあります。
  
 
 しかし今回のシナリオにおける彼女は、嘘をついたり悩んだり、隠したり
 黙ったりと今まで見せてこなかった人間らしさを存分に描かれました。
 
 
 まだ後半に向けて問題自身は解決しませんでしたが、キャラクターとしての
 魅力は格段にアップしたとおもいます。
 
 
  一方で、国王に慣れてきたのか由乃の方は度々のKY行動が散見されるように
 なりました。
 
 
 こちらはシナリオ上の都合であると思いますが、ご都合主義と取られないように
 国王に対して撮影スタッフが無理難題を依頼しまくってテンパっているという
 描写をいれてくるあたり、細かいところまで考えて作っているなぁと思いました。
  
 
 
--- 総括 ---
 
 今回のサブヒロインは役者休業中の緑川真希だけかと思いましたが、想定外の
 ダブル・サブヒロインで観光協会の四ノ宮しおりもピックアップされました。
 
 流石にサブとはいえヒロインが二人も注視されたシナリオなので、国王である
 ヒロインの露出や描写はかなり控えめになっています。
  
 ○○編という形で国王にサブヒロインを1人づつ登場させて、世界観に厚みを
 作り出すのかと思いましたが、その方向ではないようです。
 
 構成をテンプレ化すれば、話の骨格が作りやすく作家としてはかなり楽が
 できます。
 
 (このサイトのレビュー記事が毎回テンプレート構成なのもこの理由です)
 
 しかし、そういう小賢しいことはせず1話1話視聴者が楽しめる脚本を書く姿勢の
 ようです。
 
 やはりP.A.WORKSによるオリジナルアニメーションはクオリティーが高いなぁと
 あらためて感心しました。  

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 今回からあらすじを大幅に削ろうとおもいます。

 特にこの作品のように情報量が多い作品は、あらすじが長くなりすぎて
 書きたい部分がぼやけてしまうので変更しました。
 
 如何でしょうか・・・

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