2016年11月4日金曜日

DQX:アスフェルド学園(1話~3話)① ※ネタバレありマス※

ドラゴンクエスト10の世界に実装されたクエストです。ストーリー形式になっており
今回は1話~3話をプレイしたレビューを掲載します。極力ネタバレはしない方向ですが
完全に隠すのは無理ですのでネタバレが嫌な方はプレイ後に読んで頂ければと思います。

クエスト紹介は↓
http://sqex.to/i4x


クエスト受注条件は↓
ゲーム内で「勇者姫の石」を持っていること
いにしえの竜の伝承 オンライン」(3rdパッケージ)が導入済みであること


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【ゲームシステム】
 
 通常のドラゴンクエスト10のオンラインモードで、勇者姫の石を使い真のクランゼドーラ
 城のテラスへいきます。
 
 そこにある旅の扉に「船舶管理局」という行先があるので、それを選択します。
 その後、船舶管理局のデミカに話しかければあとは誘導してくれます。
 
 妖精図書館クエストなどと同様に、通常のオンライン世界(以後アストルティア)から
 は何も持ち込めず、専用のキャラクターとアイテムを使って冒険するシステムです。
 
 なお、今回は専用キャラクターも自作できます。(種族は人間固定ですが、性別や髪型
 体型まで名前以外なんでも変更できます)
 
 専用キャラクターを作ったら、アスフェルド学園(以降学園)に入学します。
 
 アスフェルド学園では「ある問題」が発生しており、主人公はその問題を仲間と共に
 解決していくシナリオです。
 
 このアスフェルド学園最大の魅力は、ただのクエストではなく「殆ど新規のゲーム1本分
 の要素が詰め込まれている」ボリュームにあります。
  

 クオリティも非常に高く、一度はプレイをお勧めするクエストです。
 

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【感想】

 
 列車に乗ってアスフェルド学園へ向かうのですが、その途中でオープニングが発生します。
 
 普通に売っている学園RPGなみのクオリティで感覚的には「新しいゲームを買ってきて
 スイッチをいれた」気分になれます。
 


 到着すると目の前が学園ではなく、通学路に到着します。まだ未実装ですが寮なども
 このエリアにあって桜並木を歩いて登校する形になります。
 
 こういう「何かが始まる期待感」を煽る演出はいいですね!高揚感があってどんどん期待
 が膨らみます。ちなみに「毎回登校するのがめんどくさそう」とちょっと思ってしまった
 りするのですが、その辺はちゃんとドラクエで培われた「気遣い」が実装されているので
 安心して大丈夫です。
 



 アストルティア版と大きく違う部分に、会話のシーンの演出があります。
 
 アストルティア版ではシームレスにそのままNPCが語りだし、必要に応じてムービーに
 切り替わります。
 
 そのため、通常の会話(ムービー以外)ではNPCの表情芝居がとても限定的で、その
 限られた条件下で色々とモーションなど体全体を使って表情や感情を表現しています。
 
 一方、学園版はシームレス(一部シームレスもありますが)ではなく、メインキャラとの
 会話が発生すると、そのキャラクターが前面(専門的にはプライマリ スクリーン)に
 表示され会話している風景は「背景」として後面(セカンダリ スクリーン)に表示
 されます。
 
 その前面に表示されているキャラクターは様々な表情が出来るようになっているので
 とても分かりやすい「今風のRPG」的な演出になっています。
 


 正直、ここまでなら「非常によく出来た同人ゲーム」でもできそうなレベルなのですが
 ドラクエのアスフェルド学園はそんな安い出来のコンテンツではありません。
 
 その新しく作った会話システムに頼り切らずに、ドラクエらしく必要なシーンはちゃんと
 ムービーにして作っています。
 


 しかもどのムービーも丁寧でカメラワークなども凝っています。
 
 ムービーですが、アニメーションとして見ても遜色のない素晴らしい出来でした。ドラクエ
 のムービー作成班はアニメーション映画でも作れる技量があると本気で思います。
 
 心理描写を「手のアップ」で表現したり「メインで芝居をしているキャラクター以外の
 キャラクター」も必要に応じてちゃんと後ろで芝居をしています。細かいところで驚いたり
 照れたりしてるのでムービーを見るときにこちらも見ていると中々こだわりを感じて
 面白いですよ!
 



 また今回のクエストではNPCの仲間を増やして一緒に戦うこともできるのですが、この
 登場する仲間NPCもシッカリと生立ちを持ったキャラクターになっています。
 
 雰囲気的には「ドラクエ2方式」です。どのNPCも個性があってゲームバランス的な
 長所短所だけではなく、性格的な部分まで作りこまれているので深みがあって好感度の
 高いキャラクターでした。
 
 ・・・
 
 と、ちょっと長くなりすぎました。
  
 この後システムまわりや、やりこみ要素などにも触れていたのですがメチャクチャ長文
 になってしまうのでここで一旦記事としては終わりします。
 
 ここ最近DQXがらみのレビューが続いているので、ちょっと間を置いてから本レビュー
 記事の続きを「アスフェルド学園②」として掲載しようと思います。
 
 長文お付き合いありがとうございました!
 
 公開前に色々と憶測が飛び交ったこの「アスフェルド学園」ですが、ふたを開けてみれば
 熱意のこもった良コンテンツでした。ストーリーだけでもかなりのボリュームがありますの
 で、未プレイの方には是非お勧めしたいコンテンツです!
 
 
  
 
 

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