市立雀が原中学校の女子卓球部。上矢あがりは、2年生ながらこの部活のエースである。
ある早朝、上矢は朝練のために誰よりも早く登校すると卓球大好き転入生の旋風こよりと出会う。
この「旋風こより」を主人公にしたスポコン(?)卓球アニメです。
原作はWEB漫画です↓
http://www.tonarinoyj.jp/manga/shakunetu/
アニメ公式ページは↓
http://syakunetsu.com/
ネット配信は↓
http://ch.nicovideo.jp/syakunetsu (ニコニコチャンネル)
http://gyao.yahoo.co.jp/p/00667/v09655/ (GYAO)
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=5419 (バンダイチャンネル)
など
--- 5行で読む この回のあらすじ --- ※3話目まで
・市立雀が原中学校の女子卓球部の朝練にやってきた、上矢あがり(かみやあがり)はこの部の
エースで中学2年生。偶然出会った卓球大好き少女の旋風こより(つむじかぜこより)と
練習試合をすることになる。
・上矢は部のエースであることに自分の居場所を見出している「勝負に拘るタイプ」の女の子。
旋風との試合も相手の実力を見ながらも余裕で勝つもりだった。だが旋風は県大会4位の
実力者だった。
・勝負の途中で他の部員が登校してきたため試合は中断。しかし上矢は旋風の底知れぬ「何か」
を感じとり一人焦りを感じていた。その後、正式に入部した旋風は次々と卓球勝負を勝ち残り
ついに校内ベスト4まで登っていく。
・ベスト4の相手はムネムネ先輩(名称不明)。部の副部長で相当の実力者だったが旋風は
簡単に勝利する。その勢いは止まらず天下ハナビ・出雲ほくとと2位3位にも勝利を重ね
ついに1位である上矢と正式に戦うことになる。
・上矢は旋風を「強敵」と認識し、得意のループドライブで攻めて優勢を奪う。しかし旋風に
ループドライブを攻略され決定打に欠けるようになると、封印していた「フォアハンドの
スマッシュ」を解禁し、一気に形勢を翻すがその切り札を持っても旋風の粘りの卓球に敗れ
旋風は部の1位に上り詰めた。
--- レビュー ---
2016年秋アニメの一部レビュー作品です。
作画が「日常系ゆるふわ女子」なので「ゆるゆり」の「ごらく部」的なノリかと思って
いましたが、内容はガチガチのスポーツアニメです。
シーンも卓球にまつわる部分が中心で、作画とは裏腹に「日常感」も「ゆるふわ感」の
カケラもなく「どストレート」に卓球を描いています。
脚本としては「弱い主人公が成長していく」タイプではなく、ある程度強い主人公が更なる
高みを目指していくタイプで、卓球版の「食戟のソーマ」という感じです。
「ループドライブ」や「バックハンド」「フォアハンド」と言った卓球用語も出てきますが
都度説明が入るので卓球を知らない視聴者でも十分に楽しめる作りになっています。
登場するキャラクターも個性的です。
主人公の旋風こよりは「卓球が大好きで、その情熱が相手にも伝播する」という個性です。
校内のライバル上矢あがりは「勝つことに執着し、エースの座に固執する」タイプ。
部内の強敵天下ハナビは「攻めるの大好き、超前傾速攻型」
同じく強敵出雲ほくとは「分析・コントロール型で頭脳戦で相手を追い詰める」タイプ。
この様な個性的なキャラクターが様々な戦い方で視聴者を楽しませてくれるアニメです。
--- 総括 ---
原作は「となりのヤングジャンプ」というWEB漫画です。原作を読まずにアニメを視聴した
ので、作画とのギャップに驚きました。
卓球の試合のシーン以外にも、登場人物の心情や努力も描かれていてアニメとしての完成度も
かなり高い作品です。
とにかく説明が丁寧な作品で、レビューに掲載したような用語だけではなく、部活のランキング
ルールや、試合中の選手の動き、特徴などもモブ(脇役)が事細かに説明してくれます。
そのおかげでとても分かりやすい仕上がりになっており、予備知識がなくても作品の世界感に
浸って楽しめる良い作品です。
今季のスポーツものアニメの中ではかなり敷居が低く、気楽に見ることができるアニメですので
お勧めです。
なお、スポーツアニメにありがちな「熱い体育会系成分」は、作画だけではなく脚本でもだいぶ
「爽やか化」されて軽減されていますので、スポ根モノが苦手な人でも楽しめると思います。
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