<あらすじ>
アーリャは完璧超人と噂されていた。そんな彼女は時々ボソッとロシア語でデレた言葉を呟くのだ。しかし、そのロシア語の意味が実は政近に伝わっていて……!?
<レビュー>
二度目のレビューになります。1話~3話くらいまではアーリャと政近のラブコメ色が高めの作品でしたが、生徒会が絡んできたあたりから、政近が大好きな政近の妹や、アーリャのお姉さん、政近の家庭の話などが混ざり始め、物語が日常系ラブコメから一転、しっかりとしたシナリオのある作品へと変わってきた印象です。
単純に、ツンデレのアーリャがロシア語で本音を言ってしまう作品ではなく、その要素を残しつつ、恋敵であるブラコン妹や次期生徒会長の座を争うような展開になってきた。
この手のラブコメ作品ですが、最近はシナリオよりも読み切りタイプのイチャラブコメディが中心の作品がトレンドになっていたので、ラブコメを作品の一要素とし、かつタイトルのロシア語のくだりもきっちり構成に組み込んで作りこまれているので、シナリオに面白味があり作家側の難易度は高そうですが、興味深い作品だと感じました。
また恋仇が現れたことで、奥手でツンデレなアーリャも動かざるを得ない状況になり、政近に対する接し方にも少しずつ進展していく感じがキャラクターの成長を感じさせて面白い作品です。
この後の展開としては、次期生徒会選挙が中心になっていくのだと思いますが、その準備の中でアーリャと政近がどのように接近していくのか非常に興味深いです。
現実世界では色々あってロシアへのイメージが良くないと感じる人もいるかもしれませんし、それを否定する気もありませんが、作品に罪はなく、また作品内には政治的な思想は混入していませんので、食わず嫌いで視聴しないのはもったいない作品だと思います。
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