2017年7月20日木曜日

異世界食堂 (一部レビュー)

その扉は7日に1日度現れる。異世界の各所に7日に1度だけ現れる不思議な扉の
先は現代(リアル世界)の洋食屋だった。異世界から迷い込んだ客達は見たことも
感じたこともない美味に感激し、洋食屋のとりこになっていく。
 

アニメ公式ページは↓
 
 http://isekai-shokudo.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 TSUTAYA TV:http://tsutaya-tv.jp/entrance/index.html
 GYAO!/GYAO!ストア:https://gyao.yahoo.co.jp/p/10660/v00079/
 ニコニコ:http://ch.nicovideo.jp/isekai-shokudo

 
 
--- 2行で読む ここまでのあらすじ --- 
 
 
 ・土曜の夜。店の入り口が異世界と繋がる洋食屋が舞台である。店主は異世界に
  興味はなく「客にうまいものを食べてもらいたい」という思いだけで
  異世界人にも分け隔てなく料理を提供している。
 
 ・店には常連もいれば、偶然扉に入ってしまった新規もいる。また、常連の
  殆どが店を他言することはないが、まれに自分の大切な人間をこの店につれて
  くることもある。身分も種族も地方も違う異世界人たちだが、料理の前にみな
  平等で、至福の食事をすませると帰っていく。
 
  
--- レビュー ---
 
 
 深夜のスペシャル飯テロアニメです。
  
 ダイエット中の方は、録画して昼間見ることをお勧めします。
 
 「なろう」発の小説原作アニメです。基本的にグルメアニメですが、特徴は
 客が異世界人であるということです。
 
 異世界人が現代の料理を楽しみ、感動し、驚き料理をむさぼる姿は、視聴者に
 ある種の優越感を与える作品です。
 
 ほぼ1パート独立シナリオになっており、Aパート・Bパートで合計2話
 放送されます。(まれに意味深なCパートもある)
 
 ミスター味っ子や食戟のソーマのような(口から光が放たれたり、服が弾けて
 裸になるような感動を表現する類)の過度な演出がありません。

 その分、各キャラクターがセリフで味を表現しており作家的に見てもなかなか
 勉強になるセリフが多い作品です。 


   
--- 総括 ---
  
 現代の料理はすでに完成形に近く、コンテストや店で出す様子を描いても
 なかなかインパクトのあるシーンにはなりません。
 
 そこで、食戟のソーマなどでは感動をビジュアル化して読者に積極的に
 アピールして物語の根幹である「料理」を演出しています。 
 
 それでも物語の舞台が「現代」であれば、登場する客自体が舌が肥えている
 ため、料理に対する相当の知識がないと作品に厚みが出せません。

 
 この作品はその枠組みを飛び出して、舌が肥えていない異世界の人々に現代の
 普通においしい料理を食べてもらい感想をもらうという手法で書かれています。
 
 異世界は中世風ですから、そこのからくる客は水だって氷ですら驚きます。ですから
 提供される料理は至って普通でも十分に驚きを与えます。
 
 ミートソーススパゲッティやチョコパフェといったなじみ深い日本の洋食です。
  
 こういう身近な料理を食べて感動している様子をみると、なにか誇らしいような
 自分も食べたくなるような、そんな感情を呼び起こしてくれる良作です。

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