就職試験に落ち続け就職浪人直前の主人公木春由乃。学生時代にノリで登録した
タレント事務所から仕事の依頼を受ける。その仕事はなんと1年にも及ぶ村おこしの
観光大使だった!思わぬ大役に邁進する由乃の奮闘物語です。
アニメ公式ページは↓
http://sakura-quest.com/
ネット配信は↓
ニコニコ動画:http://ch.nicovideo.jp/sakura-quest
Amazon プライムビデオ:(予定)
--- 3行で読む ここまでのあらすじ --- ※9話目
・しおりは商店会と観光協会双方にメリットがある企画として
「間野山大そうめん博」を提案した。この企画を見た観光協会会長は物産展も
付ければ商店会は乗ってくると太鼓判を押す。
・初の主体的な企画運営に不安を募らせるしおりだったが、そうめん博には多くの
客が訪れて成功となる。
・そうめん博の「そうめんコンテスト」には観光協会も参加。こちらには国王由乃と
ドクがタッグを組み、体感型そうめんで参加。そちらは残念な結果になった。しかし
しおりが考案した「よろこぶそうめん」は参加者に好評を博し、観光協会としては
(しおりのおかげで)好評のうちにコンテストは終了した。
--- レビュー ---
SHIROBAKOでお馴染みのP.A.WORKSによるオリジナルアニメーション
です。
C級グルメプレミアム発表会編 後編です。
しおりが一つ成長を見せたエピソードでした。
基本的に彼女は「支援型」でリーダーシップを発揮して物事を成すタイプではないよう
でしたが、今回は見事に試練を乗り越えました。
彼女の台詞に時折出てくる「だんないよ」も心なしか力強く聞こえるようになりました
今回は完全な「しおりメインシナリオ」になっており、慣れない立場で頑張るしおりを
陰で支える「国王」という感じで、普段と逆転した立ち位置も面白い脚本でした。
背景も相変わらず凝っていて、しおりが「大そうめん博」の企画を通した後の
背景には所々「大そうめん博」のポスターが貼ってあったりします。
現実のドキュメンタリーならまだしも、アニメでそこまで拘った背景描写をやって
のけるとはP.A.WORKSの仕事の拘り加減には頭が下がります。
(ほとんどの人が気が付かないほどさり気無く映ってますよ!)
--- 総括 ---
しおりメインのお話でしたが、セカンドストーリーとして描写されていたしおりの
姉とシェフのラブコメもきちんと完結(始まり?)ました。
単純に「しおりが悩む」⇒「仲間が支え、しおりが頑張る」⇒「達成!」という
シンプルな構成のなかに、セカンドラブコメを入れてシナリオに厚みを持たせる
手法でした。
ラブコメをシナリオの脇役に添えるとは、面白い手法だと感じました。
ラブコメって書きやすいというか、テンプレが確立しているので描写しやすいので
つい手厚く書きたくなるところですが、サブストーリーという立ち位置を最後まで
ブレることなく出過ぎない程度のままうまく完結していました。
このシナリオの書き方も勉強になりました。
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