管理人の緑茶です。
本日は全6回の創作系企画「緑茶の並行世界旅行記」を掲載します。
この企画は、前回から一ヶ月後の未来を予想して未来日記を書いていきます。
ポイントは前回予想した未来日記がハズレていても、前回の予想が当たった事にして
未来日記を書き続けるというところです。
緑茶の想像した世界がどのようにな未来を迎えるのかお楽しみに!という企画
でしたが、予想以上に「つまらない」との酷評のこの企画。
折り返しの第4回を迎えるにあたって、大幅に軌道を変えました。
今までは「ありそうな未来」を書いていましたが、この回からは「そんなバカな未来」
を書いていきます。
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時は西暦2017年8月
8月WI日
ロ○アが北に介入したことで、日・米・中・露・韓の間でお互いにけん制が
生まれ北に対する具体的なアクションができずアジア情勢は緊張の一途を
辿っていた。
そんな中、この日、北は再びIC○Mを発射した。しかも「核とは一線を画す
無慈悲な性能」を持っているというこのIC○Mは日本海に墜落した。
8月WII日
無慈悲な性能を探るべく、各国の調査団が日本海の墜落地点へ出発した。
当然日本も参加。化学兵器であれば海産物への影響もあるとして専門チームが
編成され、大々的に報じられた。
国連は北に対し「過去に類を見ない非常に大いなる遺憾の意」を
発表しロ○アに対し北への支援を続けるならば国連からの脱退および
「テロ支○国家」への指定を突きつけた。
8月WIII日
各国の調査団が次々と行方不明になるという事態が発生した。
現場付近は国際宇宙ステーションから観察でるのだが、宇宙から見たかぎり
何も異変はないそうだ。
それでも北を含めた全ての調査団が誰一人帰らないという事態に米国の
研究者らは
「致死量を超える放射線が極めて局所的に滞留しているのでは?」と見解を
発表した。
つまり日本海のどこかに人間が即死する座標があるという話だった。
8月WIV日
この日、北は「8月WI日の実験は失敗だった。一切の成果を伴わない
不発弾であった」と発表。
この無責任とも取れる発表に関連諸国は大きく揺れた。一連の
「調査団消失事件」との関連を問う声が大きく上がるが、北は証拠として
驚くべき動画を公開した。
動画は軍事用の望遠カメラで撮影された、IC○Mの着水地点の
定点映像である。
北が自分たちの成果を確認するために撮影したと思われる。
通常の実験の場合、北はこういった「結果の映像」を成功時にしか
発表しない。
今回は失敗といいながら公開するに至ったのは、異例中の異例と言える。
動画には画面上から降下するミサイルらしき物体が映っている。
そのまま落下を続けるのだが、その姿は次第に薄くなり透明になっていく。
そして着水したと思われるタイミングでは完全に透明化(消失)したのだ。
海面も波風ひとつ立っておらず、不発弾が落ちたというよりも
北の言うとおり「一切の成果(現象)を伴わず消えた」というのが
ズバリそのとおりの映像であった。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。
以上、すべて創作です。
SF方面に大きく舵を切った4回目。あと2回で世界はどうなるのか
お付き合いいただければ嬉しいです。
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