文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。
現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、
彼らは端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。
しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
アニメ公式ページは↓
http://demichan.com/
ネット配信は↓
Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
--- 4行で読む この回のあらすじ --- ※2話目
・町 京子は亜人である。デュラハンという頭部と体が離れた亜人である。
多種多様な亜人の中でも外見的に「亜人」とわかりやすい彼女は
悩んでいた。
・おなじ亜人の友人である小鳥遊に悩みを相談する。いわゆる恋の相談で
あった。自分がデュラハンということで踏みだす勇気がない彼女。
その恋の相手は小鳥遊の紹介した生物教師の高橋であった。
・積極的な小鳥遊はすぐに高橋に連絡し「今後の実験」と称して二人を
休日デートへと導いた。体は小鳥遊の家に預け、頭部だけで高橋と
実験というなのデートを楽しむ京子。
・多少トラブル(トイレに行く時に不便だったり、体のほうを小鳥遊が
ふざけで触ったり)はあったものの、実験は無事終了し京子は亜人で
あっても恋はできると勇気をもらうのであった。
--- レビュー ---
亜人ちゃんは語りたい2話目になります。
今回の語り手は「デュラハン」の町京子でした。前回の吸血鬼、小鳥遊ひかり
と違い「一目でわかる亜人」です。
前回のお話で高橋と出会った京子はどうやら、亜人に対して好意的な高橋に
恋をしてしまったようです。
京子が高橋を回想するシーンが何度かあるのですが、どうも目線が彼の
二の腕に集中しています。
たぶんデュラハンにとって頭部を支える腕というのは、特別な(ある種
フェチズムに近い)体の部位なのでしょう。
前回に引き続き、そういったキャラクターの心情を丁寧に描いているシーン
が多く、作品的にはクオリティの高い作品でした。
また、2話目まで視聴して感じたこととして「視聴者の期待を汲み取る力」に
優れたシナリオだと思いました。
前回の吸血鬼が「ふざけて高橋に噛み付いたら面白いのに」とか今回の
「京子の体の方に悪ふざけしたら面白いのに」と視聴者がパッと思いつきそう
なネタをちゃんと想定してシナリオに入れてくれています。
この配慮がとても爽快で、製作がただアニメを作っているのではなく、視聴者
目線に降りてきて丁寧に作っている感じがします。
これも作品に引き込まれる要因のひとつなのではないでしょうか。
--- 総括 ---
冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の2話です。
現行最新が3話なので、ちょっと今回だけ掲載間隔がみじかくなりますが
ご容赦ください。
さて、町京子ですがデュラハンという個性的な亜人なのですが・・・
まず世界観としてそれを特別視していません。
そして演じる側も「普通の女子生徒」風に演じているので、思春期の女の子らしい
かわいらしいキャラクターでした。
吸血鬼の小鳥遊もそうでしたが、亜人云々のまえに「人物の性格」が前面に
描かれているので、現実では絶対に「ありえない」光景なのに「ありかな?」
と思わせるほど強い世界観を表現している部分が凄い作品だと思います。
さて、次回は初の「大人の」亜人。サキュバスの佐藤 早紀絵(さとう さきえ)
がメインの模様。これはどういうシナリオになるのか楽しみです。
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