文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。
現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、彼らは
端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。
しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
アニメ公式ページは↓
http://demichan.com/
ネット配信は↓
Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
--- 5行で読む この回のあらすじ --- ※1話目
・亜人。吸血鬼や雪女といった「人っぽいけど人類ではない」存在。
この世界では亜人も「人」として扱われ、亜人特有の問題(例えば
吸血鬼が本能的に血を欲する)などにも政府レベルで支援を行い
人と同じように平和に暮らしている。
・高校教師「高橋鉄男」は生物教師であり、亜人ではない。だが亜人に
強い興味を持ち「高橋鉄男は亜人と語りたかった」
・だが亜人の人口比率は少なく、また一見すると「亜人とわからない亜人」
も多いため、この春まで一度も「亜人」に出会うことはなかった。
・新学期、新人教師が高校にやってくる。その女教師は亜人「サキュバス」
だった。亜人との初対面に嬉しさよりも「驚き」が大きかった高橋に
さらなる亜人が現れる。
・新入生の「小鳥遊ひかり」は吸血鬼。しかも「小鳥遊ひかりは亜人の
事を語りたかった」奇跡の出会いによって「聞きたい高橋」と「語りたい
亜人」の新学期が始まる。
--- レビュー ---
亜人ちゃんは語りたい1話目になります。
「亜人」ですが一般的には「あじん」と読み、若い人は「でみ」と愛称で
読むようです。
そのため、タイトルも「あじんちゃんはかたりたい」と書いているますが
ルビで「デミちゃんはかたりたい」としています。
基本的には亜人ちゃん(デミちゃん)が、色々悩みを持っていて、それを
高橋先生が聞いていくスタイルの模様です。
1話時点での印象は「とても表情を丁寧に描いた作品」であると思います。
中盤で突然色々な亜人に出会って、ショックを受けている高橋先生に
ひかりが話しかけるシーンがあります。
高橋先生のさえない顔を見て「先生って亜人嫌いなの?」というセリフが
あるのですが、不安や軽蔑、トラウマのようなものまで感じさせる秀逸な
表情でした。
そこから一転して「先生は亜人が好き」とわかると晴れるように明るく
なる表情の変化も非常に良いシーンでした。
後半でも亜人「町京子」が自分の亜人である部分にクラスメイトが気を
使って触れないようにしてくれることに対して、逆に疎外感を持つシーンが
あります。
このシーンも目線や表情をわかりやすく丁寧に描いており表情による
内面の表現を大切にした作品なのだろうと思いました。
--- 総括 ---
冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の1話です。
レビューでは表情について触れましたが、表情以外にもこのアニメの
作画はとても丁寧です。
カロリー高めの作画でヌルヌル動かすタイプではなく、丁寧に描いて作画量を
抑えつつも視聴者に満足感を与えるタイプの作品です。
基本的に「日常系」に近い学園アニメなので、激しいアクションシーンなどが
ないので芝居の部分に作画の気合が集中されているのだと思います。
今回はバンパイア(吸血鬼)の小鳥遊ひかりが中心に描かれましたが、毎回
中心になる亜人(デミ)は違う模様ですので、こちらはアイディア的な視点
でも楽しみな作品です。
次回は「デュラハンちゃんは甘えたい」ということで、今回少しだけ登場した
亜人「町京子」が中心になるようで、楽しみです!
差別的な表現が少なく、基本ギャグ路線なのでとても気軽に視聴できる作品
ですので、ライトなアニメがお好みの方には特にオススメします!!
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