<あらすじ>
ひょんなことから、“パラディーソ”という女性用風俗店、通称・女風(ジョフウ)の内勤として働くことになったアカリ。はじめは風俗業界に抵抗があった彼女だが、女風を利用する女性たちのさまざまな悩みに触れる中で、個性豊かなセラピストたちと共に、一人でも多くの女性の要望に応えようと奮闘していく。
<レビュー>
タイトルからしてかなり刺激的で、0話切りされてしまいそうな本作ですが、実際の中身は想像以上に健全な内容で、ギャグを中心としたドラマに仕上がっています。家族での視聴は少し気まずいかもしれませんが、大人が一人で観る分には何の問題もない内容です。
主人公のアカリは、視聴者と同様に女風という存在に偏見を持った状態でこの業界に入ります。しかし、1話を見ればすぐに本作が性的な内容を主軸にしていないことに気づきます。女風をテーマにしつつも、サービス業としての側面に焦点を当てており、時に笑いを交えながら真面目に描かれているのが特徴です。
ドラマは原作漫画のコミカルな雰囲気をしっかりと引き継いでおり、漫画らしい非現実的な構成の中で、実際の俳優たちが演じるリアリティが見事に融合しています。役者の演技によって、目線の動きや表情、セリフの間合いなど、原作以上の情報量が加わり、ドラマならではの魅力を生み出しています。
こうした作りには、どこか『逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)』に通じるものを感じました。作品全体がコミカルでありながらも、テーマは現代社会の問題に切り込んでいる。その点でも、女風という題材に真っ正面から向き合うこの作品は、非常にチャレンジングでありながら見応えのある内容です。
0話切りしてしまうのは非常にもったいない作品です。もし少しでも興味を持たれた方は、Netflixで1話だけでも視聴してみてください。私自身、正直かなりハマってしまいました。
(下記Youtubeでも期間限定ですが視聴できます)
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