2024年7月28日日曜日

疑似ハーレム(一部レビュー)

 <あらすじ>

ヒロインは1人! だけど、ハーレム???

漫画のようなハーレム状態に憧れる演劇部の先輩「北浜瑛二」と密かに想いを寄せる先輩の前では、つい"キャラ"を演じてしまう「七倉 凛」。

七倉は、ありのままの自分で、想いを伝えられる日は来るのか…?


<レビュー>

演劇部を舞台に、先輩に恋をする凛の物語です。


ハーレムというキーワードで敬遠されてしまいそうな本作ですが、倫理的に危ない作品ではなく1人のヒロインが照れ隠しでいろんな人格を演じて先輩とイチャイチャする作品です。


この作品はそのコンセプトから作画と声優が大きく関与する作品です。この大役を担う声優は「CV:早見沙織」でドラクエ10のアンルシアや俺妹の大天使、真のヒロイン「新垣あやせ」を担当した実力派の声優です。


可愛い少女から、コミュ障気味の女子高生、お兄様を愛してやまないブラコン女子まで引き出しは無限大です。


特にちょっとこじらしている女性の表現はデビュー当時から演じているため、得意としているイメージがある声優です。


さて作品の感想ですが、凛も瑛二もお互いにだいたい察していて、その上でお互いに勇気が出せずイチャイチャしている姿を、微笑ましく眺めるような作品です。


基本的にテンプレのような流れのある作品ではありますが、学年が違うのでお互い人間関係も絡みがあってマンネリ化はしないように工夫されています。


あらゆるシチュエーションと凛の芝居が合わさることでまさに疑似ハーレムといった作品になっています。作品としての面白さに加え、声優の力量にも驚いてしまう二重の意味で美味しい作品ですので、ご興味があればおすすめです。



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