2024年7月16日火曜日

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?(一部レビュー)

<あらすじ>

地上の覇権を争う五種族の大戦が、人類の勝利に終わった時代。だがその世界は、少年カイの目の前で突如として「上書き」された。


パラレルワールドのような世界でカイが見たのは、歴史が改ざんされ、人類が大戦に敗れた光景。ここでは竜や悪魔が地上を支配し、さらにカイは全ての人間から忘れられた存在になっていた。


<レビュー>

勝利したはずの大戦に、なぜか負けた世界線に迷い込んだ主人公の物語です。


1話から様々な伏線が散りばめられており、この負けた世界線がパラレルワールドや別世界ではなく、現実世界が何らかの異変により変異したことが、ほのめかされています。


また、勝利した世界線でのキーパーソンである預言者や、預言者の武器に関する記憶も主人公以外は失っており、このあたりの重要な伏線もとても魅力的で興味を惹かれる作品です。


1話のBパートで、預言者の武器が登場し、主人公が「この世界は現実世界だ」と認識したところで1話は終わりました。


1話のシナリオの進行状況を見る限り、テンポもよく見せ場の戦闘シーンも見ごたえのある作品でした。


強いて挙げるのであれば、基本的にCGによるアニメーションで作成されている部分で、カットによっては少しチープに見える部分がある作画になってしまいます。アクションシーンの迫力のあるモーションや作画崩壊を防止する観点と、制作コストの削減にはCGは有効ですが、アニメ全体をCG主体にするのであればCGのクオリティを上げないとちょっと残念な仕上がりになってしまうと思いました。


Project No.9の制作アニメなので、作画に関しては豚レバのように万策尽きないことを祈るばかりです。


良くない面も掲載しましたが、シナリオとしては面白いのでおすすめですよ!




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