2024年7月14日日曜日

僕の妻は感情がない(一部レビュー)

<あらすじ>

一人暮らし3年目の社畜サラリーマン「タクマ」は、家事ロボットの「ミーナ」を購入する。タクマは不器用で恋愛経験が少なく、ミーナも料理はできるが人間についてはまだまだ勉強中。人間とロボットという一見ちぐはぐな夫婦の二人は、一緒に過ごすことで互いを知っていく。


<レビュー>

家事ロボットに第1話からガチ恋していくという独創的世界観の作品です。家事ロボットの外見が人間と遜色がなければ理解もできますが、この作品の家事ロボットは顔以外は金属色のロボットです。


人間という種が、ロボットという他種族に疑いもなく好意を寄せ、まるで人間の女性に接するように振る舞う主人公に違和感が強く出ますが、その違和感と家事ロボット側が「ただの家事ロボット」の域を超えて、人間らしい行動を示すことで中和され面白さが引き出されています。


作中の世界ではロボットは割と一般的に普及しているため、町の外を一緒に歩いていても「ロボットだー」くらいの薄い反応で済んでいるため、主人公が変人扱いされることはありませんが、視聴している側の常識では炊飯器を屋外に持ち出してピクニックしているような描写なので若干とまどう視聴者も多少はいると思います。


作品のテーマは人間とロボットの共存にありそうなので、この先の展開がとても楽しみな作品です。


現実世界で二足歩行が可能で、自立型の人型ロボットが開発されたら、間違いなく軍事転用まっしぐらでしょうから、この先の展開でそうならないことを祈るばかりです。



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