<あらすじ>
魔王軍で起きた緊急事態、それは魔王ゴウルの弟であるユイガードが謀反を起こしたというものだった。魔王城に駆け付けたゴウルは四天王からも不満を露わにされ、ユイガードから魔王の座を懸けた勝負を挑まれる。人種族と魔族の無用な対立を憂うゴウルがとった選択とは――。
<レビュー>
追放系の主人公最強系アニメです。初見ではよくあるタイプの作品で王様が勇者を見る目がなく、ポンコツの方を真の勇者とし、優秀な方を追放するスタイル。
いつも思うのですが、なぜ追放するのでしょうね。召喚しておいて追放したら優秀じゃなくて本当に無能な勇者でも、異世界人がアンチ化するので、確実に悪手なのですが・・・
適材適所が出来ないから、魔王軍に押されて異世界召喚しているという理解にしておきます(笑)
もはや王の資質すらないことになってしまいますが、そうなのでしょう。
さて、本作ですが追放した王国は、徹底的に滅亡路線を突き進みます。追放した王様や、勇者が戻ってくるように頼みに行っても拒否。
さらに、王女が直接謝罪に向かい、王様を退位させるので戻ってくれと言われても拒否。
魔王軍に手を貸さないだけありがたいと思えてきなスタンスです。ここが非常によい。ブレないので追放系の面白さが存分に味わえる作品です。
大抵の作品であれば、王女が出てきた当たりで王様を断罪して許す。みたいな流れで、そこからは普通の転生系のアニメになってしまうところを、許さず、かといって敵対しないという中立な立場をとることで、王国、魔王軍の両陣営から常時勧誘を受け続けるというご褒美タイムが続くようになっています。
最終的に、魔族と人間の和解を目指すようですが、武力をもって紛争を解決できるのか。
楽しみな作品です。
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