文化も文明も現実の日本にとてもよく似た異世界のお話です。
現実との違いは「亜人」とよばれる「人」以外の「人類」が存在し、
彼らは端的に言えば「吸血鬼」や「雪女」である。
しかしこの世界では日常に溶け込み「ちょっととがった個性的な人」程度の
認識で普通に暮らしており、その日常を描いた作品です。
アニメ公式ページは↓
http://demichan.com/
ネット配信は↓
Amazonプライム・ビデオにて毎週土曜深夜より独占配信(予定)
--- 4行で読む この回のあらすじ --- ※4話目
・日下部 雪は雪女の亜人である。しかし雪女としてではなく一人の女子高生
として「クラスメイトから快く思われていない」と悩みを抱えていた。
・多少陰口を言われた程度の話だが、雪女である雪は亜人である自分と
普通の女子高生でもある自分について気持ちの折り合いがつかず
高橋教諭に相談をする。
・それを知った吸血鬼の亜人、ひかりは陰口を叩く女子生徒を強襲する。
「陰口はかっこ悪いからやめろ。それは相手が亜人であってもなくても
人として恥ずかしい行為だからやめなさい」と諭すのだった。
・この啖呵を影で聞いていた雪は、自分のために怒ってくれるひかりに大きな
関心を抱く。やがて高橋教諭の計らいで同じ亜人である「ひかり」「京子」
「雪」は友達として学園生活を送ることになった。
--- レビュー ---
亜人ちゃんは語りたい4話目になります。
今回は主だった語り手はおらず、シーンによって主観だったり、客観的な語り手
だったりとうまく使い分けた感じのエピソードでした。
雪の亜人としての特性にはあまり触れず、普通の女子高生が悩み、友人と出会い
前向きになっていくような暖かいシナリオでした。
当面の問題「陰口を叩かれた嫌な思いをした」に関しては、ひかりが啖呵を切った
おかげもあって深刻な状態になるまえに鎮火したようです。
しかし、この作品はタイトル通り「亜人ちゃんは語りたい」のです。
雪女の亜人的な部分については今回は殆ど語っていないので、次回のお話
「雪女ちゃんは冷たい」で語られるのだと思います。
この作品のテーマである亜人は、差別・偏見・イジメなどにさらされ易い立場にも
かかわらず、作中でそこを深く掘り下げず第一話で宣言したとおりに
「亜人と言っても同じ人、ちょっと変わった個性をもっているだけ」という
ライトな世界観を貫いているのが、見ていてとても救われる気がします。
--- 総括 ---
冬アニメレビュー、レギュラーアニメ「亜人ちゃんは語りたい」の4話です。
日曜日に掲載予定でしたが、急遽メンテナンスが発生したため、一日ずれて
本日掲載となりました。
さて今回ですが、相変わらず丁寧な作画&シナリオでした。
シナリオとしては少しテンプレ化しかかっていた、1話の構成をちょっと変えて
亜人要素薄めの日常回のような形になりました。
雪のエピソードに紛れていますが、ひかりのエピソードもだいぶ含まれており
あの明るい性格の裏にある「ひかりの過去」についても少しづつ匂わせるような
シーンも出てきました。
来週は「雪女ちゃんは冷たい」ということで、雪女ちゃんの生態について語って
くれそうです。楽しみですね!
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おまけ
明日(火曜日)の更新ですが、小説ではありません。火曜は本の日の小説3話目は
次週2月14日に掲載となりますので、お楽しみにしていただければと
思います!
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おまけの独り言
緊急メンテナンスですが、
疲れた・・・
こういう無駄な労力はあまり使いたくないで・・・・す(ぱたり)
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