<あらすじ>
高校生活を“ぼっち”で過ごしていた遥は、授業中に突然クラスメイトと共に異世界召喚に巻き込まれてしまう。神様の逆ギレで残ったバッドスキルを全て押し付けられた遥は、スキル『ぼっち』のせいで異世界でも孤独に冒険することに…。
<レビュー>
この作品は異世界転移系のファンタジーで、転移時に選べるはずのスキルが主人公には残り物すべて押し付けられたという設定がユニークです。登場するスキルは名前だけでは分からないような万能なものも含まれており、主人公はそれらを駆使してサバイバル生活を続けています。
特に「ぼっち」というスキルは面白い設定で、パーティーを組みにくいという効果があるものの、絶対に組めないわけではありません。一時的にクラスメイトと一緒に冒険することもあり、ぼっち設定とハーレム状態の両方が存在していて、どのようにバランスが取られていくのか興味深いところです。
シナリオとしては、クラス全員で異世界に転移しましたが、王城や町中ではなく、サバイバルが必要な森に放り出されたという過酷な状況から始まります。そのため一部の男子生徒が暴徒化し、女子たちは身を守りながら集団で行動する中、主人公と合流することに。
主人公は「梱包」や「使役」など、独特なスキルを持っており、一人でも生活に困らない強さを持っていますが、女子たちは主人公のサポートがないとかなり厳しい状況です。そのため、この冒険が続く限り、主人公の周りには賑やかな仲間がいることが予想されます。
異世界転移系としては王道の展開が多いものの、スキル設定やキャラクター同士の関係性に面白さがあり、既視感を持ちつつも飽きずに楽しめる内容となっています。特に、主人公が孤独を好みながらも周囲の助けを必要とする場面や、女子との関係の変化が物語の展開に深みを与えている印象です。
また、作画も可愛らしく、キャラクターデザインが魅力的なので視覚的な楽しさもあります。不良たちの暴徒化など、シリアスな展開が続く中で、クラス全員の女子を守りながら町を目指すというミッションが次の焦点となり、次の展開が楽しみな作品です。
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