<あらすじ>
謎の創失という現象に巻き込まれてしまう主人公。Ver6の異世界人が残した異物を使うと事象の原因となる世界への扉が開かれた。
<レビュー>
前回の続きです。
後半のシナリオとシナリオ以外のレビューを掲載します。
④ウォルド地方のお話
街の外へ出られないというゼニートの人々。物理的には出れるのですが、狼が襲ってくるので出られない。ということの様です。
その割には町の中にも普通に狼(ラキ)が跋扈(ばっこ)していますし、出てはいけない理由も良く分からないシナリオでした。
しかも人口が数人なので、もう村として機能していないような・・・?ドラクエお得意の(まったく関係ない町人は表示しません)方式だとしても、村の荒廃を見る限りどうやって生活しているのか謎なレベルです。
そのような点が気になって、没入感に欠けるシナリオだったというのが正直な感想です。
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【シナリオ以外のお話】
・モンスター
かなり良いと思います。弱い敵から強い敵までラインナップも豊富ですし、経験値を稼ぎやすいモンスターもいました。
また、祖シリーズはキラキラスポットと同様に輝いているので、キラキラマラソン勢には嫌われそうですが、視認性は良かったです。シンボルエンカウント制は戦うか避けるかプレーヤーが選べることがメリットのシステムなので、視認性の高さはとても重要です。
・ムービー
こちらも良かったです。声優の演技をゲーム内に取り込む勘所をだいぶ培ったイメージです。変にブツブツ切れた如何にもゲーム内ムービーではなく、1シーンがきれいに収まって見ごたえのある内容でした。
今回はセリフによる説明も簡潔で分かりやすく、主人公を隊長とよんだり、エステラをエッチャンと呼んだりと声を発することでできる微妙なイントネーションの芝居が印象的でした。
・マップ
ついにDQXの世界がドラクエの他ナンバリングの作品と同じ世界線であることが分かるマップになっています。
その背景もあって、スケール感の小さいマップに様々ば建築物などが程よく建築されていて散策しているだけでも楽しいマップになっています。
黒宝箱を餌に、ちょっとしたアスレチックや迷路のような建造物もあり、ひさびさにマップで遊べてると感じるマップでした。凄く好印象。
・ギミック
宵の神殿のギミックは難易度も簡単で、よいギミックだと思います。
ゼニスの封宮のギミックは分かりにくいです。ルールがさっぱり分からず、適当に動かしてキャラクターのヒントでクリアしてしまいました。
パズルは製作者とプレーヤーが共通のルールに基づいて考える楽しみを共有するのがゲームの基本なので、ルールが相手に伝わらないというのは致命的だと思います。伝わらない対策としてゲーム内でキャラクターがヒントを出していますが、工夫をする方向がズレてます。
どうすれば伝わるのか、ルールがなぜわかりにくいのか分析してルール側を改善すべきでした。根本解決していないとイベントの作成者のスキルが高まらないので小手先で解決したのは良くないと思います。
・全体
その他、音楽なども含め全体的にはVer6をはるかに上回る内容だったと思います。特にバージョン7の導入部としては期待感もワクワク感も持てますし、世界も綺麗ですし、Ver7.1がとても楽しみです。
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