2024年4月2日火曜日

月が導く異世界道中 第二幕(終)(一部レビュー)

<あらすじ>

勇者失格の烙印を押された真は、荒野を彷徨いながら、

自身の従者となった上位の竜種・蜃こと巴や、災害の黒蜘蛛・澪を引き連れて、異世界世直し行脚の旅を始めた。

異世界世直しファンタジー第二幕、堂々開幕!

<レビュー>

異世界召喚系のファンタジー作品です。主人公の真は容姿が悪いという理由で女神から勇者失格とされてしまいますが、努力と考察ができる優秀な主人公です。


その能力で人間の言葉が話せないという女神の呪いを受けたまま、自分の居場所を作り仲間を集めていくのが1期の流れでした。


2期では1期の仲間の他、真と同じく女神に召喚された二人の勇者も登場し、物語のスケールが上がっていきます。

 

しかし他の勇者が登場するのは3話まで。4話以降は全く話の軸が変わってロッツガルド中央学園のシナリオが始まります。主人公は先生ポジションですが、生徒たちを授業と称して自身や配下を使ってボコボコにすることが話の面白さになっていきます。


こうなってくると、テンプレというか既視感があるというか想定通りの結末が繰り返されることになるわけで、後半はちょっと失速したイメージがありました。

 

勇者との接点をもっと踏み込むか、生徒の心情を深堀して群像劇のような楽しさを生み出せれば、作品のもつキャラクターの魅力が上がるのだろうと思いました。

 

二期で温めた勇者や生徒たちの活躍を是非3期で見てみたいと思う作品でした。 



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