2022年9月25日日曜日

ようこそ実力至上主義の教室へ(1期~2期)

<あらすじ>

東京都高度育成高等学校。楽園のような学校だが、その内実は一部の成績優秀者のみが好待遇を受けられる実力至上主義の学校だった。


問題児の集まるDクラスはAクラスへの昇格を目指し動き出す。

<レビュー>

人間の表の顔と裏の顔を極端に描くことで、登場人物に深みを持たせ、ある種の謎解きのような面白さのある作品です。

 

主人公の綾小路清隆の行動に説明がなく、あとから種明かしをすることで面白さを引き出すタイプの展開が多く、ミステリーにも似た構成になっています。

 

1期、2期と続けて視聴しましたが、1期のほうが面白いと思います。1期のヒロイン「堀北鈴音」はなろう系作品のテンプレ的なツンデレ2重人格ヒロインで、綾小路と堀北がタッグを組んで上位クラスを翻弄するながれがシンプルで面白かったです。

 

2期は堀北のポンコツな部分にフォーカスを当て、実質ヒロインから降格。「軽井沢恵」が過去にいじめを受けていたというトラウマを持った病み系ヒロインとして目立つようになりました。

 

この展開で、わかりやすかった本作のテンプレ展開がくずれてしまったことと、綾小路清隆が女子の好意を意識的に利用して自分の都合のいい駒としてあつかうようなイメージがついてしまい、共感しにくくなり魅力が下がってしまった気がします。 

 

そんな2期ですが、最新12話は鳥肌モノの展開、作画、演出になっています。ついに綾小路清隆が覚醒します。ぜひこの12話だけでも見たいただきたい作品です。




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