<あらすじ>
堤真一主演のちょっと不思議な家族の物語。妻を亡くしてから10年間・・・失意とともに生きてきた夫が、妻と奇跡の再会!
なんと妻は・・・小学生になっていた!
元愛妻家の夫、生まれ変わった妻(外見は小学生)、そして大人になりきれない娘・・・ちょっと変わった3人による心温まる家族再生の物語
<レビュー>
前回の3話時点から最終話までのレビューになります。
結論から書きますが、見てよかった。最後まで楽しめた。心温まるドラマでした。
まずは、万理華(毎田暖乃)の家庭から。
当初は虐待を連想させるような険しいシーンが多かった万理華の母、千嘉(吉田羊)ですが、圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)、貴恵(石田ゆり子)の暖かい生活に触れ、次第に自分と向き合うようになり、万理華への接し方にも愛情が戻っていきます。
この物語は「新島家の再生の物語」ですが、白石家も決して踏み台になったわけではなく、こちらもこちらで再生されたのが感動的でした。一旦、我が子に戻った万理華が再び貴恵に戻ってしまったとき、万理華を「貴恵さん!」と呼び抱きしめるシーンは、千嘉の中に溜まっていた貴恵への感謝の気持ちがあふれ出すようで印象的でした。
つぎに、新島家。
小学生の貴恵が現れたことにより、止まっていた時間が動き出しました。麻衣は恋人を見つけ、圭介も守屋(森田望智)との距離が近くなっていきます。残り4話くらいになると、「ああ、きっと貴恵は消えてしまうんだな」という匂わせが少しずつ表現されるようになります。
そして、ついに貴恵が消え、新島家の時間は再び止まるのですが、圭介が貴恵の言葉を思い出し、麻衣の部屋の前で「前を向いていこう」と思いを口にするシーン。ここで物語が終わってしまってもおかしくないような家族再生のシーンでした。
ところが本作はこれで終わらず、貴恵は再び1日限定で万理華に憑依し帰還。圭介、麻衣とちゃんとお別れを果たしにきます。そのときに圭介は、妻の生前の言葉を思い出し、妻の夢であったカフェをオープンし夢を叶えてしまうのです。
新島家は圭介・麻衣の二人はもちろんですが、貴恵も最後に救われて無事に大団円となりました。
全ての登場人物が幸せな結末を迎える素晴らしい作品だともいます。
全話パラビで視聴可能です。良質なドラマですので是非どうぞ!
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