G1ショックとはMHF(モンスターハンターフロンティア)のG1アップデートに伴うユーザー大量離脱事案の俗称です。
原因は色々ありますが、一言でいうと絞めつけ過ぎてユーザが付いてこなかったということです。
まず、G1のアップデート内容を遊ぶためにHR999(最大値)とSR999(最大値)が条件になっていました。
つまりG1前に既存レベリングを終えていない人はそもそもG1を遊ぶことが出来ず、(主にライトユーザ)はG1前に駆け込みでレベル上げを行いG1前からかなり疲弊した状態でG1に突入した背景が重要です。
その苦労も「G1は面白いよ!」と運営の言葉を信じたからであり、苦行とも思えるレベル上げをクリアした人もいると思います。
ところが実装されてみると期待とまったく違う内容となりました。
【新型G級モンスターと殆ど戦えない】
前述の苦行を経てやっとHR999,SR999まで上げたのにG1-1~GR1-2で戦えたのはG級イヤンクックだけでした。他のG級モンスは気の遠くなるようなGRP(経験値)を稼がないと挑戦することすらできませんでした。
【上がらないGRP】
当然GRP稼ぎが始まるわけですが、これが全然稼げないのです。理由はプレーヤーの強烈な弱体化です。何年もかけて作ってきた防具に関してはG級補正で守備力がほぼ0になりました。紙装甲なんてレベルではなく裸同然といったところ。G級のイヤンクックですら瞬殺されちゃうレベルです。当然逃げる時間やクエスト失敗が増え、GRPが思うように稼げなくなっていました。
【G級モンスを倒しても遅々として進まない】
その裸同然で超ストレス満載バトルを繰り返すわけですが、GR1-1からGR1-2へ上げるに約30000GRP、GR1-3へ上げるには60000GRPを要求されました。ちなみに1戦で得られるGRPは1000前後です。
G級イヤンクック(即死攻撃付き高耐久)との戦いはソロなら20~30分かかります。これを20戦~30戦勝利しなければならない計算になります。この時点でライトユーザの心は結構折れかかっていました。それでも何とかGR1-3になって遂に新モンスと戦える・・・と思ったら次はG級ザザミ登場。
既存のモンスターに即死攻撃をつけ、高耐久にしただけのG級モンスを延々と狩り続けているうちに新モンスお預け状態のプレーヤーの心が本格的に折れていきます。
【何も生まない連戦作業】
その連戦も副産物として「素材」や「お金」が溜まっていれば、最初はG級モンスターに負け続けたとしても、いつかは勝てるようになる希望がありすよね。しかし当時は素材はほぼハズレ。お金に至っては上限が極端に低くちょっと稼ぐと頭打ちでカウントされなくなりました。
本当にただGRPを稼ぐためだけに、即死の攻撃をかわしながら時間をかけて戦うほどプレーヤーも暇ではなく、G1-3に到達しポカラドンが狩れるようになると、ポカラドンを罠ハメでハメ殺すようになります。
【加速する作業】
ハメ殺しは効率化の究極形で、ただ順番どおりボタンを押すだけの作業でした。その作業を300~500戦位こなすとGR3に到達しますが、「そんなのやっていられるか!」と大量にプレーヤーから見限られてしまった現象が発生しました。
これがG1ショックと呼ばれる現象です。
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MHFもサービス終了しましたし、2019年も終わろうとしているので最後に「G1ショック」をまとめて残そうと思います。
G1ショック後からMHFサービス終了までの非常に長い期間、この運営は本当に工夫を凝らして挽回しようと新武器種を投入したりして頑張りました。
そして最後は、ちゃんと多くのユーザに惜しまれながらサービスを終了し、一定の挽回は出来たのはよく頑張ったと思います。
なので、G1自体は悪手だったけど運営としては誠心誠意頑張った良い運営だと管理人は思っています。
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