2018年4月18日水曜日

かるい日記的なもの ~日常ファンタジー回~

こんばんわ!管理人の緑茶です。
 
 
 ご想像どおりレビューのストックが無くなりまして日記記事と
 なりました。
 
 
 日記と言ってもお手伝い先の話くらいしかないのでちょっとラノベ風
 ファンタジーに置き換えて綴ろうと思います。
 
 ではどうぞ!

 ~老いた武器鍛冶職人が貴族の若人に剣術を教えるなんて無茶すぎる件~
 
 
 私は緑茶。剣や槍を生み出す武器職人。
 
 お得意の貴族様のお屋敷に納品に伺うと
 
 「ご尊老。いつも武器を安く卸してくれて助かる。ついでにもう一つ
  頼まれてくれないか?」

 貴族様のご子息2名に剣術を教えることになりました。剣は扱って
 おりますが剣術などまったく分からぬこの老体に無茶を言いなさる。
 
 直ぐにご子息が2人でやってきた。
 
 
 剣を好きに使わせたところ、誤って隣人にケガをさせ
 剣の握りを教えたところ、「その握り方はもう古い」と聞いてもらえず
 剣の心を伝えたところ、自分たちは心ではなく技を学びに来たと反論され
 やけっぱちで鍛冶の仕事を見せてみると興味がないと見向きもしない。
 
 これはどうにも手に余ると仕方がなく理由をつけて他の商人に勉強に
 出しました。
 
 すると二人は恐ろしい才能の持ち主で
 
 魚屋に出せば鮮魚の目利きや魚捌きを習得し
 狩人に出せば追跡や野営を習得し
 樵に出せばオノの扱いや樹木の特性を覚えてくる。
 
 剣術以外は次々と上達されたご子息に貴族様も大喜び。
 
 さりとて本来の目的ではないので 
 
 「さて尊老。我愚息も一通りの下地は出来たようだ。そろそろ本題に
  入って頂けるか」
 
 当然と言えば当然。何故ご子息は剣術だけは覚えようとして下さらないのか
 月を眺めながら星々に苦い愚痴などをこぼしておりますと、同じ鍛冶屋の
 娘がやってきてこう言いました。
 
 「それは・・・そう、魚屋の主人はきっぷが良くご子息に慕われておりました
  狩人の男は寡黙な仕事人ですが面倒見が良く尊敬されておりました
  樵のオヤジは、まぁ助平でご子息を酒場へ連れ出して友人の様でした」
 
 ご老人、あなたはご子息からどう思われておりましょう。
 
 「藪から棒に剣を振れ、握りを覚えろ、心を学べ。まぁ煩わしいですわね」
 
 娘に言われると、体の芯でモヤモヤと燻していた何かがボワァっと口から
 出ていきました。
 
 「なるほど。つまりは私。私自身ですなぁ」
 
 こうして私はご子息と向き合うこととなりました。
 
 結果は…まだ判りませぬ。何せ私はずっと長いこと一人でやってきた鍛冶屋
 であって良くもなく、悪くもない品を手ごろな価格で売り歩くだけの
 老人ですから。
 
 -完-
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 こんな状態です。 

 毎日試行錯誤しているのですが、まぁ大苦戦中です。私の最も苦手とする
 コミュニケーションの課題を出されるなんてー。
 
 私は貴族さまに嫌われているのかな…
 
 

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