ある日、主人公の玉木マリは気が付いた。考えていた高校生活と何かが
違う。それは「青春」を感じていないという違和感だった。高校生の
今だからできる何かを探すうちに、マリは南極への渡航を目指す小淵沢と出会う
のであった。
公式サイトは↓
http://yorimoi.com/
--- 2行で読む ここまでのあらすじ --- 1~2話目
・青春を実感できる何かを求めるマリと、母を探すために南極を目指す
小淵沢が出会い、マリは小渕沢と共に南極へ行こうと決意する。
・しかし南極への渡航は困難を極め、おまけに周囲は本気で行こうと
しているとも思ってくれない。それでも二人は南極を目指して今
出来ることから歩みを始めたのであった。
--- レビュー ---
女子高生が南極を目指す物語のようです。
まだ最新話が2話の時点ですが、1話目も2話目もシナリオの丁寧さと
各登場人物の背景がとても繊細に作られている印象です。
例えば、主人公が南極に行こうと思い立つまでの経緯も、唐突に
「私、南極に行きたい!」という安易な動機ではなく、マリは中学時代に
目標を決めていたものの、高校生になった時に目標を何もクリアできて
いない事に気が付きます。
その自分を悔いて「改めて高校生として何か残したい」という決意を
持つシーンから描かれています。
その結果が「南極に行きたい」なので主人公に対する感情移入がとても
しやすい導入部でした。
管理人のように深く練り込まれた世界観が好きな視聴者には、かなり
期待が持てる作品ではないかと思います。
--- 総括 ---
2話目は南極へ行くために、南極観測隊員に接触する物語でした。
このBパートでは1話目には少なかった躍動的なシーンが結構ありました。
このシーンが素敵でした。夜の繁華街を女子高生が猛スピードで疾走
するシチュエーションも良いですし、走り方が良い意味でアニメらしい
モーションで魅力的でした。
またこのシーンは主人公が初めて「青春」を実感するシーンです。
声優さんの演技が、その喜びを画面越しに伝えてくるような迫力で
見ている方もワクワクしてしまいました。
走り方もキャラごとに個性が付けられているのですが、体型とか性格と
リンクした走り方になっているので書く側の引き出しの多さに思わず
うなりました。
ガムシャラに青春を楽しむ主人公たちの魅力にあふれた作品です。
若いころのエネルギッシュな感覚を呼び起こされる作品ですので
よろしければ是非。
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