2024年3月28日木曜日

望まぬ不死の冒険者(終)(一部レビュー)

<あらすじ>

アンデットになってしまった主人公のレント。しかし生前の人徳のおかげで冒険者としてギルド内での活動ができるようになる。

多くの苦難を乗り越え、ついにヴァンパイアの血を手に入れて存在進化を目指す

<レビュー>

アンデットに転生して、人間を目指して存在変化を繰り返すシナリオは分かりやすくて良いと思いました。

戦闘シーンの作画がもう少し動けばさらに良かったと思います。


最終回でレントが人を助ける理由とミスリル級冒険者を目指す背景が語られました。この個性は少しウーンですね。主人公の動機や背景を「匂わせ」て最終回で語るなら、その力の本流やアンデットに転生した原因など視聴者の知識欲を満たす内容であるべきです。


しかし、レントが冒険者になったきっかけは「冒険者に助けられたから」でした。それは孤児院の子供で既に一度やっている展開です。最終回に持ってきた二番煎じ。この内容であれば、孤児院よりも前でやるべきであえて最終回に語る様な内容ではなかったと思いました。

 

辛口なレビューはここまでで、存在進化という設定はとても良い作品でした。次はどうなってしまうのか?周囲との関係は維持できるのか?理性は保てるのか?などと想像が膨らむ設定でした。

 

また生前のレントがとても良い人間であったことから、正体がバレながらも町で暮らせるあたりが、個人的には人間味があって好きな展開でした。


作画もゾンビ顔の主人公をカバーすべく、登場する女性キャラのビジュアルが良いのもいい感じですね。

 

シナリオとしては最後はバンパイアになって終わりましたが、先が気になる良い作品だったと思います!



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