2024年3月10日日曜日

葬送のフリーレン(第二次試験編)

 <あらすじ>

第一試験を突破したフリーレンとフェルン。次なる試験は未踏破のダンジョンの最深部へ行くことだった。第一次試験を突破した受験者は、パーティーを組んだり、一人で進んだりと各々最深部へと旅立った

<レビュー>

フリーレンとフェルンが同じパーティーで挑む第二次試験です。

分かりやすい対人戦ではなく、ダンジョン攻略という戦闘以外の技術や知識、困難への対応力などが試される試験です。


しかし「複製体」と呼ばれる技能・経験・思考が完全に自分と同じ敵が登場するため、戦闘シーンも豊富に描かれてました。

 

「魔法使い同士の戦いはジャンケンのようなものだ」と説明していながらも、明らかに強すぎるゼンゼ(試験管)の複製体と、当然ながらつよすぎるフリーレンの複製体が実質上のボスです。

 

ゼンゼの複製体は「相性負け」という説明でユーベルが瞬殺しています。髪の毛を刃物のように操るゼンゼの複製体が皮肉にも「大体なんでも切れる魔法(レイルザイデン)」と相性が悪いというのはちょっと説得力に乏しい気がしました。

 

ゼンゼの刃物のような数万の髪の束に対して、連射性能が劣るユーベルの魔法で瞬殺なんでできるんでしょうか?ゼンゼも防御魔法くらい使えるはずですし。


フリーレンの方は、自分自身を正確に分析して隙を作り出すフリーレンと、フェルンの素早い連携攻撃が的確に複製体フリーレンの体力を奪っていって、こちらは納得というか、凄くきれいに複製体を攻略してると感じました。

 

複製体という特殊な敵に対して、作者のアンサーを見た気がします。それに加えてアニメでは魔法の描写も素晴らしく、漫画では限界のある動きや視覚効果を想像を超えて映像化していたと思います。

 

シナリオも素晴らしい作品ですが、作画や声優の演技も合わせて総合的に素晴らしい作品だと思います。

 

是非、いかがでしょうか!




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