<あらすじ>(公式より引用)
ダンジョン飯。 それは、"食う"か"食われる"か―――
ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた!
命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。
再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。
妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。
「食糧は、迷宮内で自給自足する!」
スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!
襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!
<レビュー>
モンスターに興味を持つ主人公ライオスと、魔物食を長年研究していたセンシが出会い、仲間であるマルシルとチルチャックを巻き込んで、ダンジョンを進みながらその中の生態系に沿って魔物を食べるという構成です。
基本的にはギャグ作品で、死に対する扱いも軽いです。マルシルが作中で「死んだことがある」と発言していたり、「死体を見つけても、回収屋が持っていくだろう」と言ってその辺に放置するシーンなどから、死んでも蘇生が可能な設定のようです。ライオスは妹の救出を急いでいますが、シナリオはそれほどシリアスではありません。
個人的には、ゲテモノをマルシルが無理やり食べさせられ、実際に食べてみると「うまーい」と絶賛するシーンが面白いです。最初は魔物を絶対に食べたくないと宣言していたマルシルが、徐々に魔物食への抵抗がなくなっていく様子が、何ともユニークで楽しいです。
また、食べ方の描写は適度に具体的で、出来上がった料理も現実味があって美味しそうに描かれています。
完全に空想の料理、しかもゲテモノ素材であるにも関わらず、食べるシーンが不快ではなく、むしろ空腹を誘うような作画で、非常に興味深い作品です。
モンスターをさばくシーンには少し抵抗を感じるかもしれませんが、個性的で面白い作品としてお勧めします!
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