2023年9月21日木曜日

おかしな転生(終)レビュー

<あらすじ>

貧乏領地・モルテールン領の次期領主として期待される少年・ペイストリー。

幼くして類まれな才能を発揮する彼の前世は、将来を約束された天才菓子職人だった!!

立ち向かう武器は、持ち前の知略とお菓子作りへの愛情。果たして、ペイストリーは幸せ溢れる領地を作れるのか!?

<レビュー>

結論としては面白かったのですが、ちょっと期待とは違いました。


どの辺が違うのかと言えば、メインの「お菓子」でしょうか。オープニングで現代の巨大な飴細工や精巧な洋菓子を描いておきながら、主人公が作るモノと言えば「りんご飴」「べっこう飴」「アップルパイ」「焼き菓子」「チーズケーキ」なんです。

 

砂糖や果実が貴重な世界ですから、現実的に考えてお菓子を作ることが素材集めから大変だというのは分かります。

 

ですが、べっこう飴を作るのであれば「猫」とか「飛行機」のような形ではなく、パティシエの腕が惜しみなく使われた飴細工でもよかったと思います。

 

材料と知識があれば、素人でも作れちゃうような見た目で描いてしまったら、もうパティシエ要素が薄すぎてしまいます。

 

また、本作は良い意味でファンタジーアニメとしてのシナリオが良いのです。定番の展開が多くても楽しく見ることができるクオリティでした。

 

そうなってくると、お菓子要素を抜きにしてファンタジーアニメとしてみたい気持ちが出てきてしまいます。

 

ということで、低予算でありながら最後まで楽しく見ることができましたが、もう少し足りない気する。

 

そんな感想になりました。この微妙なニュアンスは視聴して頂ければ伝わると思いますので、是非どうぞ!



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