管理人期待の現実主義勇者の王国再建記の第2期がはじまりました。
現代から召喚された勇者が国王として、王国再建を目指すこの作品。今回は1期の後半で描かれた戦争の戦後処理から始まりました。
1期は殆ど動かない低予算アニメの印象が強かった本作。しかし会話を中心たとしたシナリオが面白く、個性的な作風でしたが、その個性が魅力的でした。この個性が2期ではどうなってしまうのか。ここが今期の最初の注目点です。
結論から書きますと、1期の作風をそのまま引き継いで、会話劇を中心とした構成になっています。
しかし1期で人気が出たためか、1期のような予算不足を感じさせる無理な止め絵や口パクは見当たりません。
オープニングもよく動きますし、本編も会話のシーンもカットが細かくかわったり、登場人物の感情の表現も顔のアップではなく体全体が動き表現豊かになりました。それでも会話が中心なので地味。と言えば地味ですが、特に悪い印象はありません。
作画的には低予算アニメから、一般的なアニメレベルに上がったといってよいでしょう。
また、1期の視聴者がずっとモヤモヤしていた、敵国の王子(現国王)が早くも2期1話で主人公と対峙します。1期では父親(前国王)の参謀として登場したものの、明らかにポンコツで敵国の大敗の原因はこの王子にあると言ってもいいくらいです。(ま、父親も相当脳筋でポンコツでしたが)
そのポンコツ王子と聡明な主人公が交渉のテーブルに付いたらどうなるのか。多数の視聴者が望んでいたシーンだと思います。
結果は主人公に煽りに煽られて、ボロクソ言われた挙句、強制退席という視聴者の胸がスカッとするようなシーンでした。
1話から視聴者のニーズにキッチリ合わせてくる制作陣には感謝しかありません。
本格的な交渉は次回2話になる模様です。ヌルヌル動く高コストアニメもよいですが、予算に頼らず構成力とシナリオで勝負するこのアニメの期待値は高いと思います。
2期から見始めると登場人物の説明も何もないので、公式HPで軽く予習しておくと楽しめる作品だと思います。
この冬、是非如何でしょうか!
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