現実主義勇者の王国再建記 （一部レビュー）

召喚の儀によって、異世界に転移してしまった主人公。彼は勇者として呼び出されたにもかかわらず、魔王と戦わず、王国の再建に取り組むのであった。

　

異世界転移ものとしては珍しく、派手なバトルではなく「内政」にスポットライトを当てている作品です。難民問題、食糧不足などを抱えてる王国の国王となって、これらを解決しようと邁進します。

　

勇者が政治家をやっている。そんな感じの作品です。政治ですの必然的に室内のシーンが多く、さらに言えば「会話」のシーンが多いので異世界の世界観を視覚的に楽しみたい人には向いていないかも知れません。

　

しかし現代の知識を持った主人公が、中世くらいの文明しか持たない国の国王になり、その知識を持って国を再建するという知識無双は楽しみですし、登場するヒロインとの恋仲も興味深い作品です。

　

2話目まで視聴しました。会話の描写が丁寧過ぎて少々テンポが遅い気がしますが、その分設定は良く考えられている印象です。まだ、物語も序盤で大きな盛り上がりも無いので、この後、この設定を活かしたどんな物語が展開されるのか、期待値が非常い高いです。