本日は、ドラクエXのVer5.2のメインシナリオのレビューです。
ネタバレを出来るだけ回避しますが、ある程度ネタバレを含みます。
未クリアでネタバレが嫌な人は、クリアしてから見て下さい。
記事は前編「ゼクレス魔導国」と後編「バルディスタ」の2つに分かれています。
本日は後編です。
それでは早速。
中くらいのシナリオ【バルディスタ】
ヴァレリアという統治者を失った荒廃したバルディスタのお話です。
強力な力で国をまとめていたヴァレリア。
ヴァレリアが居なくなって、治安が乱れ国は野盗に襲われ、荒廃しています。
残された国の幹部は「やはりヴァレリアが必要だ」と考え、プレーヤーにヴァレリア捜索を依頼してきます。
この導入部の設定は凄く良いと思いました。
RPGの導入部とは、プレーヤーがいかに納得して共感できるかがキモになっていると思います。その点でこの「国が荒廃しているから、ヴァレリアを探してくれ」という理由は物凄く説得力があり、バルディスタという国の特徴を的確にとらえた導入部だと感じました。
その後の展開はVer2のアンルシアのシナリオを思い出させる雰囲気を残しつつ決して二番煎じではないオリジナリティのあるシナリオで、良いシナリオだったと思います。
個人的には長さもこれくらいがちょうどよいですね。移動の間に「はしご」があったのは面倒でしたが・・・
話をシナリオに戻しますが、このシナリオはヴァレリアの貴重なデレ要素が盛り込まれていてキャラクターとしての魅力が深堀されている部分と、野盗に対する水戸黄門的な大逆転が非常に面白かったです。
このシナリオ構成は鉄板というか、絶対面白いですよね。見ていて爽快ですし、何より「厄介ごとがあると何故か主人公に押し付けてくる」というドラクエ10あるあるを覆し、主人公に助力はもらうものの、本質的な厄介ごとを作中人物が自分で解決した。という点で溜飲が下がる思いがしました。
こういうシナリオがあると、何かのお使いクエストでも「まぁやってやるか」って思えますよね。何でもかんでもプレーヤーに頼まれると「自分でやれよ!」思っちゃいますし(笑)
おまけ要素【戴冠式】
シナリオというほどシナリオはなく、ミニゲームと戦闘メインのパートです。シナリオの区切りとしてボス戦を用意した。という感じでした。
ボスの強さも理不尽というほどではなく、普通に楽しめました。
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【余談:なぜハシゴが面倒なのか】
何故ハシゴが面倒なのかというと、2アカでシナリオを進めているときに、ハシゴは「ついていく」が効かないんですよね。
ハシゴがあると1アカ目がドルボードを下りて、ハシゴを登り頂上で待機、2アカ目がドルボードを下りて、ハシゴを登り頂上で1アカ目に「ついていく」を再設定し、ドルボードに乗るという作業をハシゴを登る都度行わないといけないからです。
1アカで進めていたら、ドルボードの乗り降り位の面倒さなんですが、2アカでやると非常に面倒という話です。
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