2020年6月14日日曜日

ドラゴンクエストX Ver5.2 メインシナリオ レビュー【前編】

本日は、ドラクエXのVer5.2のメインシナリオのレビューです。
ネタバレを出来るだけ回避しますが、ある程度ネタバレを含みます。
 
未クリアでネタバレが嫌な人は、クリアしてから見て下さい。

記事は前編「ゼクレス魔導国」と後編「バルディスタ」の2つに分かれています。

本日は前編です。
 
それでは早速。
 
【Ver5,2 メインシナリオ】
 
5.1で魔界大戦が勃発し、各国大きな痛手を受けました。大戦といっても魔界は戦力の拮抗した3国しかないので、やはり一国が大勝するというよりも揃って痛み分けみたいな終わり方でした。
 
今回は、その痛みを経て各国が足並みをそろえ「来るべき大災害」に向けて協力体制を作り上げるシナリオになっています。
 
構成としては
規模の大きいシナリオ+中くらいのシナリオ+おまけ(戦闘メイン)
みたいな3部構成です。
 

大きい方のシナリオ【ゼクレス魔導国】

母親を失ったアスバルとのお話です。

シナリオとしてはキャラクターの個性も豊かで、楽しくそして感動的なシナリオに仕上がっていました。勘違いツンデレ娘「リンベリィ」がシナリオをテンポよくコミカルに進めてくれます。
 
リンベリィは久しぶりにドラクエらしいコミカルで魅力的なキャラでした。

まぁ主人公はいつも通り「下僕扱い」でいいように使われるんですが、それが不快にならない良いキャラクターだったと思います。
 
リンベリィの活躍もあってアスバルは魔王としての覚悟に目覚めるわけですが、この辺の演説シーンは感動しました。
 
悪役もずる賢い感じがよく出ていてThe悪者として分かりやすく、「倒してやろう!」と戦闘に感情が入り込むよい演出だったと思います。
 
残念なことは「ボスが過去ボスの色違い」という事でしょうか。毎回思いますがサブクエならともかく、殆ど必須コンテンツ化しているメインシナリオのボスはせめて新作で固めて欲しいと思いました。手抜きじゃないのですが、やっぱりちょっと萎えますよね。

あとVer3を思い出させる、突然始まるミニゲームがチョット邪魔でした。ああいうのは妖精図書館に入れると輝くのにもったいないですよね。
 
シナリオが良いだけに、プレーヤーとして早く次の展開が知りたくてソワソワしているわけで、そんな状態のプレーヤーに「さぁミニゲームだ!」って提供されてもスイーツの店に入ったら刺身定食が出て来たみたいな場違い感を感じました。
 
シナリオの話に戻りますが、最後に「小さな魔物」を巡ってアスバルが大きく成長するシーン。選択肢として「小さな魔物を生かす」というシナリオもかけたと思いますが、そこはアスバルが魔王としての覚悟を持つ大きな出来事としてキチンと「殺すシナリオ」になっていました。この部分は、特にプレーヤーに刺さる良いシナリオだと思いました。
 
 
 
バルディスタの話以降は後編で掲載します!

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