あらすじ
未来のお話です。惑星修学旅行中にワームホールに襲われた
高校生達は見知らぬ遠い宇宙へと放り出される。
彼らは宇宙船を見つけ故郷への帰還を目指す。
感想
伏線が深く練りこまれ洗練された作品です。ギャグっぽい
作画ですが、シナリオはかなりシリアスに寄った本格
SFストーリーです。
はるか彼方の宇宙から、故郷を目指して宇宙を旅するわけ
ですが途中で食料や水の調達を兼ねて様々な惑星へ
立ち寄ります。
色々な惑星の生態系なども描かれ、その部分だけでも
銀河鉄道999的な面白さがあります。本作はそういった
未知との遭遇を描きながら、主人公達が何故ワームホールに
襲われたのか?そしてなぜ救助が来ないのか?といった
伏線を少しづつ回収していく構成になっています。
管理人的にはとても勉強になった作品でした。
登場する主人公の容姿から性格、生い立ちといった全ての
要素が最終回へ帰結するように考えられています。
もはや最終回から書いたんじゃないかと思うレベルです。
登場人物もそれなり多く、関係性も多岐にわたる複雑な
設定なのにもかかわらず、大きな矛盾も出さずに書き上げた
シナリオはプロの拘りを垣間見た気がします。
この作品をお勧めしたい理由の一つに、最終話の視聴後の
爽快さが挙げられます。
ちゃんと故郷へ帰るのは当然として、帰ったあとのアフター
ストーリーもじっくり時間を使って描かれていますので
1クールアニメながらも、非常に満腹感を得られる良い
終わり方でした。
1クールアニメにありがちな「あとは、視聴者の想像に…」的な
最終回の描き方をせず、作者が考えたエンディングが具体的に
描かれています。このようなシナリオの書き方は書く側の
カロリーを消費しますので作品への愛情みたいなものを
感じられて好感が持てます。
アニメは全話終了してしまいしたが、アマゾ〇プライムなどで
見ることができますので、ご興味がございましたら是非
お勧めしたいアニメです。
1話からガッツリ事件起きていきますので、導入しやすい
アニメだと思います。
是非、秋の夜長にどうぞ。
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