こんばんわ!
管理人の緑茶です。
本日は日記記事となります。今日はとあるサイトで読んだ小説の話です。
いわゆる素人の投稿作なんですが、凄いんです。なにが凄いって作者の
長期記憶のヤバさが(笑)
※ネガティブな記事ではありません。最後にオチがあるので最後まで
お付き合い頂けると嬉しいです。
週1位で更新されていたのですが、3話前に婚約者として登場した女が
主人公の叔父役になっていたり、2話前に自転車に乗れるように特訓した
主人公が今週自転車を見て「なんだこのキテレツな乗り物は!」みたいな
反応をしたりします。
前回の最後から今回に繋がっていないことなんてザラで、先週殴り合いの
ケンカを始めるところで終わり、今週、一緒にプールで泳いでたりします。
読んでいる方が心配になるレベルの支離滅裂なシナリオ。でもなぜか
各1話の中は結構面白いのです。
その面白さもパロディ要素だったり、恋愛だったりバトルだったりさまざまで
作者の引き出しの多さで注目していた作品です。
その作品が今年の春に終わりネタばらしがありました。
なんと、その作品は学生が部活で各話バラバラに書いていたのです。
どうりで夏ごろ始まって春ごろ終わるわけです。
完全にスクールカレンダーでした。夏の初めまでに設定を持ち寄ってその
設定で部員各員で読み切りを1話づつ書いたらしいです。
その読み切りを冗談で連載のように繋いで更新したら、読者が付いたので
大慌て。
急いで2話目も持ち寄ってまた読み切りなのに数珠つなぎ。これを繰り返した
結果、展開の読めない。むしろ設定すら守れていないトンデモ作品が完成
したという話でした。
創作好きの学生が自分の好きなジャンルで好きなように書いたら、それは
どこかで見たことがあるような、でもそれなりに面白さを備えている
作品ができるという実験のようなエピソードです。
ネタばらしの感想の中にはキツい内容もありました。
しかし緑茶は思います。
モノを作り、世に放ち、続きを作り、再び世に放ち、終わるときにはネタ晴らし。
学生の仕業なら合格点じゃないですか。
むしろ最後に「本気で記憶を心配する読者」に向けて「ごめんね」ってネタ
ばらしができる優しさは学生らしいピュアな反応で素晴らしいと思います。
懲りずにまた創作を続けて欲しいですね!
トンデモ作品でも読者が付いたということは、秘める何かがあるのだと思います。
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