2018年6月17日日曜日

グランクレスト戦記(一部レビュー)~23話

 剣と魔法のファンタジー作品です。魔法師シルーカは魔法大学を卒業し
 君主と契約するために都へ向かう。そこへ別の若い君主が現れる。
 熱い思いに心を惹かれたシルーカは領土もない若き君主テオと契約する
 ことにしたのであった。

 
 公式サイトは↓
 http://grancrest-anime.jp/
 
 
--- 2行で読む ここまでのあらすじ --- ~23話目

 ・君主を束ね「皇帝」となった主人公テオ。しかし平和は訪れず混沌の世界を
  望む勢力「魔法師協会」と対峙することになった。

 ・魔法師協会の働きかけによって、聖印教団が皇帝軍に対して戦意を高める。
  しかし「人民の味方」として「皇帝」になったテオにとって、聖印教団軍は
  いわば民衆そのものであり、戦ってしまえば勝ち負けに関わらずテオの
  実質的な失脚を意味するものであった。その危機をプリシラは命を捧げて
  回避したのであった。  
 
--- レビュー ---
  
 
  最終回直前の2クールファンタジーアニメ作品です。
 
  14話以降テンポアップした物語は、あっという間に主人公テオと
  ヒロインシルーカを婚約まで進め、テオは一介の君主から皇帝に
  なりました。
  
  はやい。兎に角1話が早いです。
 
  しかしスケールの大きいテーマを扱った作品なので、これくらいのテンポで
  書ききからないとシナリオ的に収まらないのだろうと思います。
  
  細かいエピソードはほぼ省略して重要事項のみピックアップしたような
  進め方ですが悪い感じになっていないのは「重要事項」は詳細に丁寧に
  描写されているからだと思います。
 
  戦を好まない主人公を皇帝に導くヒロイン。まさに今風の王道ファンタジー
  といった作風です。
      
  一昔前なら「主人公が好戦的でヒロインが支え」みたいなものが王道でしたが
  これも時代の変化なのだろうと思います。
 
 
--- 総括 ---
 
   
  視聴者に対して唐突に「衝撃」を与えるのがとても巧みな作品だと思います。
  
  行き成り野エロ展開になったり、敵軍を内紛させるために女君主が下着も
  付けずに敵軍に対して演説をしたり。
 
  聖女が愚かな聖王に刺されて死んだり、直近ではいきなりサイクロプスが
  主人公達に襲い掛かりました。
 
  ちょっと展開にアクセントを入れたいタイミングでドカンと前触れもなく
  入れてくるわけです。いえ、実際は伏線は無くはないのですが、視聴者から
  「そこまではやらないだろう」みたいなミスリードを含ませておいて
  一気にやるみたいな緩急を巧く使っているのだと思います。
 
  最終回。どうなるのか楽しみです!

-----------------おまけ------
 
  サイクロプス戦ですが、巨人と人が戦う構図をみると「うなじを狙え!」と
  思ってしまうのは某他作品に毒されすぎでしょうか(笑)
  
  この作品では人なんか埋まってないし、弱点でもなんでもないのは十分
  理解しているつもりなのですが…


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