2018年6月3日日曜日

斉木楠雄のΨ難(一部レビュー)

 超能力を持った主人公が超能力を隠しつつ、様々な問題を超能力で解決して
 いく少年ジャンプの連載漫画原作のギャグアニメです。本作は2期目に
 なります。(原作完結済み)

 
 公式サイトは↓
 ttp://www.saikikusuo.com/
 
 
--- 2行で読む ここまでのあらすじ ---
 
 ・超能力者の斉木君。超能力がバレない様に平凡で目立たない日常を送りたい。
  しかし類は友よぶのか周囲には個性豊かな同級生が取り巻いて、毎日
  騒がしい日々を送る。
 
 
 ・どんどん増える個性の強い友達中に、ついに「霊能力者」「超能力者」が
  登場する。さすがに隠しきれずに超能力者とバレてしまうが、彼らを上手く
  利用することで何とか日常は保たれている。
  

--- レビュー ---
 
  主人公を中心に、物凄い勢いで登場人物が増えていくギャグ漫画です。
 
  それぞれのキャラが立ち過ぎていて主張が激しく、よくシナリオに内に
  纏めているなぁと感心する程です。
 
  学園ものでキャラを増やすと、いつのまにか青春群像劇みたいになりがち
  ですが、本作は主人公を中心にドンと据えてギャグ漫画としてブレない
  内容になっています。
  
  かなり恋愛要素の強いキャラも多い中、学園ラブコメにもならない芯の
  強さが作品の魅力だと思います。
  
  毎回、30分枠の中に複数のエピソードが入っていますが、大体1枠の中で
  完結しているので途中から見ても普通に面白いと思います。
  
      
  
--- 総括 ---
    
  最強の超能力者という破天荒な設定です。普通のアニメであれば相当設定や
  伏線を張らないと「最強なのに何か微妙」な主人公になってしまいます。
 
  その「何か」の正体は「設定の間違い」や「能力の整合性のなさ」が
  原因です。
  
  簡単に書くと
 
  「俺なら一瞬で南極にテレポートできるぜ!」⇒「通学は電車」
  (テレポートで行けばいいのに・・・と視聴者が感じてしまう)
 
  「ちょっと本気を出せば日本を粉微塵にできるぜ!」⇒「転んで骨折」
  (本当に粉微塵にできるのか?・・・と能力に疑問を持ってしまう)
 
  このアニメの凄いところは、そういう設定的に後から面倒になりそうな
  能力にはあらかじめ「使用後、●分は使えない」「●を身に着けてると能力が
  消える」のように後から申し開きが出来るように制限をつけている部分です。
  
  そのせい不自然なネタでも多少であれば「ギャグ漫画特有のご都合主義的な
  世界感」も相まって気にならない仕上がりになっています。  
   
  原作の話ですが、脇役を出し続ければいつまでも続けられそうな作品にも
  関わらずしっかりと完結した決断力も凄いと思います。


    

0 件のコメント:

コメントを投稿