2017年9月12日火曜日

賭ケグルイ 4話~10話 (一部レビュー)

舞台は私立百花王学園。この学園では全てがギャンブルによって序列される。
大負けすれば「ミケ」と呼ばれ奴隷扱いになる。しかし勝てば億を超える富を
手にすることができるのだ。この狂気の学園に主人公蛇喰 夢子が転入してくる。
 


アニメ公式ページは↓
 
 http://kakegurui-anime.com/
 
 
ネット配信は↓
 
 netflix:https://www.netflix.com/jp/


 
 
--- 3行で読む ここまでのあらすじ --- 4話~10話
 
 
 ・借金を負い(家畜:ミケ)となった夢子。しかし生徒会の主催するギャンブル
  で早乙女と共謀して勝利。手持ちの額では返済可能な資産まで回復する
  ことに成功した。

 ・しかし夢子は借金を返済せず「ミケ」であり続けた。ミケの特権である生徒会
  への公式戦挑戦権を保持するために。そんな夢子を快く思わない生徒会の役員
  は自ら夢子を賭博に誘う。夢子は仕掛けられたイカサマを見抜き撃退し学園
  での名声をあげていく。
 
 ・ついに生徒会の「生志摩」「西洞院」「ユメミ」の3人を実質敗北に追い込み
  「豆生田」に対して公式戦挑戦権を行使することになる。理詰めの王道を
  信念とする冷静な「豆生田」に夢子は勝利できるのか。
 
 
--- レビュー ---
 
 
 深夜の賭博アニメです。
 
 2回目の一部レビューになります。前回の活動レポートで「おまけ」で
 掲載した作品です。
 
 管理人は嗜好からすれば珍しく引き込まれている賭博系のアニメです。
 
 その魅力を解明すべく、2回目のレビューとなりました。簡単なあらましや
 説明は抜きに魅力を描こうと思います。
 
 最初はもちろん「ゲーム(ギャンブル)の種類の多さ」です。
 
 例えば「カイジ」なら鉄骨を渡るゲームだけで4~5話消費します。主人公の
 心理や他のプレーヤー挙動などを細かく描写するためです。
 
 しかしこのアニメは概ね1ゲームの尺は1話~2話です。登場人物を減らし
 既存のゲームのルールを一部適用することで、全体的にシンプルな構図して
 心理描写や説明の尺を見事に減らしています。
 
 次から次に新ゲームに突入するので、視聴者は飽きることなく見続けられるの
 だと思います。
 
 
 
 もう一つが「エロさの使い方」です。この場合はエロさとかいて「妖艶さ」と
 いう意味です。
 
 書く側として悩みやす事案にたしての一つのアンサーだと思います。
 
 
 いわゆる「私はエロマンガを書いてるのではなく、XXX(今回なら賭博)の
 漫画を描いているんだ」という思いが強すぎて、ある程度人気が出たところで
 エロ要素を排除してしまうパターンです。
 
 エロで人気が出てるんじゃなく、作品の内容で人気が出てるんだと確認したく
 なるパターンとも言います。
 
 実際に排除して書きたい部分に集中し、大成功を収めた作品もいくつもあります
 。逆また然りですが。
 
 その点、このアニメは「エロはギャンブルに狂う女の表現である」とエロ要素を
 作品とリンクさせ、初手から「共存」の道を選んでいます。
 
 この思い切りの良さが功を奏しており、お色気シーンが「スケベ」ではなく
 「妖艶」に見えて登場人物達の底知れぬ魅力を引き上げているのだと思います。
 

 

    
--- 総括 ---
  
 もう一つ、気になるのが制作は大丈夫かなという心配(笑)
 
 9話もそうでしたが、力を入れるシーンと入れないシーンで作画や動画の枚数
 をかなり変えている作品です。
 
 それでも9話のAパートを見ていると、かなりの切迫感のような焦りを
 垣間見てしまいます。
  
 
 全12話だとすれば、なんとか逃げ切れそうな気もします。
 
 ただ、元々の作品のタッチがあまり「省エネ向き」ではなく、1枚1枚の
 原画のクオリティーが高い。
 
 そこがまた良いので、なんとかこの品質のまま最後まで放送してもらえればと
 思います。
  
 
 本作をこれから視聴される方は、登場人物は少ない方なので公式サイトの
 Characterを見てから視聴するとより楽しめます。

0 件のコメント:

コメントを投稿