2024年6月30日日曜日

Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ(終)

<あらすじ>

魔王軍で起きた緊急事態、それは魔王ゴウルの弟であるユイガードが謀反を起こしたという緊急事態だった。魔王城に駆け付けたゴウルは四天王からも不満を露わにされ、ユイガードから魔王の座を懸けた勝負を挑まれる。人間族と魔族の無用な対立を憂うゴウルは主人公の家に居候することに。


<レビュー>

追放系のファンタジー作品です。シナリオ的には魔王との遭遇や、魔族側の内乱、魔王の交代、魔人との戦闘などイベントが多く、コミカルな作風でありながら、ファンタジー作品としての厚みも兼ね備えた作品でした。


この作品は、二人の男性が同時に異世界召喚されるところから始まります。そして、Lv1のステータスの違いから、主人公は無能の烙印を押され追放されます。


普通ですと、この手の展開は勇者として選ばれた(追放されなかった)方が、あとからひどい目に合うのですが、本作でも本人の性格の悪さもあって痛い目にあいます。


しかし、従者のツーヤが勇者が投獄されても逃亡の身になっても勇者を支えたい、と支えてくれます。


この辺りのキャラ配置が追放ものにありがちな、後味の悪さを中和して視聴者が純粋にギャグアニメとして視聴することができる環境を整えていました。


物語の後半では、反乱を起こした魔族に捕まり生贄にされそうになりますが、その時ですら一緒に生贄になるという献身さで、個人的には影のヒロインの一人だと思っています。


この構図は、勇者だけではなく、魔王にも側近の猫娘がいたり、反乱した魔族にもインテリ魔族がついていたりと主人公以外の勢力にも、必ず支える(鼓舞する?)女性が描かれているのが印象的な作品でした。


あえて言うのであれば、主人公を追放した張本人である元国王だけは、単身行方不明になっているようですが、人格的に破綻していたので、例外なのでしょう。


基本的には主人公とフェンリースのイチャラブコメディが中心ですが、その部分はもちろん、他の側面から観察しても楽しめる作品なので、おすすめです!




2024年6月28日金曜日

軽い日記的なもの「作家の考える死亡フラグランキング」

こんばんは!今日は私が考えるファンタジー作品における職業別死亡フラグランキングを紹介します。

作家の視点から、物語的に殺したくなる職業をランキング形式でご紹介します!

【勇者】(死亡フラグ★☆☆☆☆)

主人公やライバルとして登場することが多い職業です。物語の進行役や主人公との対比として優秀な職業です。ただし、「学校のクラス全員が勇者として召喚されました」といった設定の名ばかり勇者は、モブ扱いとして死亡しやすいです。

【戦士】(死亡フラグ★★☆☆☆)

前衛アタッカーとして、モンスターの強さを描写するのに便利な職業です。「しっぽの一振りで戦士は弾き飛ばされた!」といったシーンは、読者が想像しやすいのも良い点です。物語を通して敵の強さを示す役割を担うので、大けがをすることはありますが、殺すのは難しい職業です。ただし、最終ボスとの決戦では、戦士が死ぬことで敵の強さを表現する場合があり、そのシーンでは死亡しやすいです。

【魔法使い】(死亡フラグ★☆☆☆☆)

後衛アタッカーとして、物語にファンタジー要素を加えるのに便利な職業です。ファイヤーボールを飛ばすだけで一気に異世界感を出せたりします。属性の概念を説明する役割としても重宝され、「炎魔法」「水魔法」といった形で個性を出しやすいのも良い点です。殺すメリットが少なく、殺してしまうと説明役がいなくなるため、生存率は高いです。

【僧侶】(死亡フラグ★★★★★)

真っ先に殺したくなる職業ナンバーワンです。僧侶がいると「蘇生」「回復」「状態異常解除」といったシナリオの緊張感をすべて取り除いてしまうからです。死んでも蘇生される世界では、死が軽くなりますし、主人公を窮地に陥れるための状態異常(例えば猛毒)も僧侶がいると解除されてしまいます。シナリオ上殺せない場合は、相当ポンコツにしないと使いづらい職業です。

【武闘家/騎士】(死亡フラグ★★★☆☆)

少しマイナーな職業です。戦士や勇者と役割が被ることが多く、使いどころが難しい職業です。そのため、戦力というよりもシナリオの活性剤として使われることが多いです。例えば序盤に登場し、早々に雑魚に殺されて主人公にトラウマを与えたり、敵役として登場し剣を交えた後に中盤以降で仲間になってシナリオに変化をもたらしたりします。その反面、シナリオの都合で殺しやすく、死亡フラグは高めです。

以上、自称作家が考える職業別死亡フラグランキングでした!皆さんはどう思われますか?読者の視点ではまた違った意見があるかと思いますので、作家の視点を楽しんでいただければ幸いです。




2024年6月25日火曜日

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(終)

<あらすじ>(引用)

異世界に転生した主人公アルス・ローベントは、小さな領地を持つ弱小貴族の子として生きることになった。アルスには特別な知力や武力はないが、生まれながらにして他人の能力・ステータスを見抜く “鑑定スキル” を手にしていた。そのスキルを活かして世に隠れた 「逸材」 を発掘し、弱小領地から最強の領地へと変貌させていく。心優しいアルスと、個性豊かな逸材たちの出会いと成長を描く異世界統一記が今、始まる!


<レビュー>

はじめに、総括をお伝えすると非常に面白いアニメでした。


転生系のアニメなので主人公がチートスキルを持っているのはおなじみなのですが、この作品の主人公のスキルは「鑑定」で他人の強さを数値化して見ることができる能力です。


この能力の強さが絶妙で、表面的な強さしか分からないという制約があります。例えば「野心」という項目が100であったとしても、何に対する野心なのか確たる部分が分かりません。


そのため、主人公は鑑定スキルで相手の大雑把な傾向を掴むことはできますが、あとは自力で仲間にするために数値の後ろに隠れている真実を見抜く必要があります。


非常に端的に表現してしまうと「ちょっと人を見る目がある」くらいの能力なので、戦いで無双をしたり知略戦で相手を完封したりすることはできません。


そのため、丁寧に仲間を集めてパーティーの総合力で生き抜くことになります。


このコンセプトが、異世界転生ものにしては珍しく色々な適正を持った仲間が徐々に加わっていき、主人公の人柄で絆を深めていくシナリオがとても私の好みに合っていました。


残念な部分は、せっかく集めた仲間を活かす場面があまりなく、最終回の模擬戦くらいしかなかったところでしょうか。この辺りは2期がこの秋から放送されるらしく、内容も戦闘中心になるようなので期待しておこうと思います。


もしご興味があればご視聴してみてください!




2024年6月23日日曜日

無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~第2クール #22

<あらすじ>

母親を助けるため、父親のパーティーとダンジョンに潜るルーデウス。師匠であるロキシーとも再会し、ついに最深部のボスと対峙する。


<レビュー>

屈指のトラウマ回となりました。人神の忠告を無視して、父パウロのところへ行き、ルーデウスの一瞬の慢心によってパウロが死亡してしまいます。


そこまでして救出した母親は記憶を失っていた。


この作品のシナリオは、ごくまれにこのようなトラウマシーンを織り交ぜてくるので注意が必要なのですが、今回のトラウマシーンは父親が目の前で自分のせいで死亡するというかなりショッキングな内容でした。


しかも、ルーデウスが気が付いて父親を見つけたとき、まだ父親は致命傷を負いながらも生きていて、少し笑みを浮かべて息絶えるのです。


この描写の持つ情報量と、容易に予想できるルーデウスの感情が視聴者の感情を大きく動かすことになり、物語への没入度が向上したと思います。


ルーデウスはトラウマがあるごとに悩み苦しんで乗り越えていくのですが、今回のトラウマは乗り越えられるのか。せめて母親が無事であれば救われたのですが、母親も記憶喪失になっており、希望もない中で、ルーデウスは立ち直れるのでしょうか。


せめて今期の放送枠の中で立ち直って欲しいものです。最後まで目が離せない作品ですので、もしよろしければ是非1話から視聴してみてください。




2024年6月21日金曜日

休載のお知らせ

こんばんわ!管理人の緑茶です。


本日は帰宅時間が深夜になってしまったため、休載となります。

次回、日曜日の更新はアニメのレビュー記事をあげますので、よろしければ次回もお願いいたします。




2024年6月18日火曜日

じいさんばあさん若返る(終)

<あらすじ>

青森県のある農村で余生を送っていた高齢夫婦の「正蔵」と「イネ」は、ある日を境に若返った。二人は若返りを納得すると、家族をはじめとする周りの人たちの理解も得ながら、新婚時代にはできなかった夫婦生活を満喫するようになる。

<レビュー>

おじさんとおばあさんを不思議なリンゴで若返らせて、人生のヤリ残しをふたりで体験していく作品です。

 

時折、孫たちの青春ラブコメがあったり、じじばばネタがあったりと幅広いジャンルのコメディが散りばめられた作品でした。

 

タイトルの持つ圧力とは裏腹に、じいさんばああさんが穏やかに(時ににぎやかに)過ごしていく日常が描かれています。

 

おなかを抱えてゲラゲラと笑うタイプの作品ではなく、クスクスと笑うような柔らかいギャグが多い作品でした。


季節ネタや、旅行ネタもあり、親戚も度々登場するので群像劇のような一面もありますが、賑やかなシーンと、二人だけの静かなシーンの落差がリアルな老夫婦の日常を感じさせました。

 

個人的にはサザエさん方式で、どこまでも続けていくのかと思いましたが、最終回でしっかりとオチをつけ、さらに50年後まで見せて綺麗に終わらせた部分に好感がもてました。


お葬式のシーンを全てカットしたのは、この作品らしいと思いました。おかげさまで視聴後も気分よく余韻を味わえました。


老夫婦の親を持つ世代には、かなり刺さりそうな内容も含んでおり、お勧めの作品です。




2024年6月16日日曜日

軽い日記的なもの「ニコニコのサイバー攻撃の件」

こんばんは!管理人の緑茶です。


今日は時事ネタです。ニコニコ動画を運営しているKADOKAWAがサイバー攻撃で複数のサービス停止に追い込まれている件です。


さて、この話題を取り上げた理由ですが、ちょうどNサークルでもゲーム公開用のプラットフォームを作成しており、当然セキュリティについても議論していたので、議論の内容と今回の件を結び付ける形で紹介します。


Nサークルにてプラットフォームを公開しようとした場合に、大きな障害が3つありました。


1.負荷対策

2.WEB API対策

3.セキュリティ対策

この3つです。もちろん、大前提として「費用」は重要ですが、Nサークルでは活動費用は全て代表のニックさんが支払う取り決めなので、障害にはなりませんでした。


負荷対策は、レンタルサーバーなので他のサイトに影響を出さないように負荷をコントロールできないといけないということです。つまり入場規制が必須となります。


サーバーのOSや通信機器の設定を変更できない我々がどのように入場規制を行うのか、これが課題でした。


次がWEB API対策です。アツマールにあったスコアボードAPIのように、ユーザー間で共有できる情報や仕組みを提供する機能です。これがなければ、プラットフォームと言いながら、ただのゲームストレージになってしまいます。どのようなAPIをどうやって提供するのか、これが課題でした。


最後が全体的にかかわってくる「セキュリティ」です。プラットフォームが攻撃された場合に備える対策です。幸いにもレンタルサーバー側が基本的な対策は行ってくれているので、我々は自分たちが実装した部分のみについて検討しました。


結論としては、完全なるセキュリティは不可能という結論に達し、セキュリティの概念・対象を再整理しました。


そして、守るべきデータを持たないという方針で最低限のセキュリティ対策にとどめることになりました。


まさに今回のKADOKAWAの事例で見ても、大企業、しかもかなりセキュリティ意識の高い部類の会社でも、狙われてしまえば防御し続けるのは難しいということです。


セキュリティを強固にすればするほど、複雑になりコストが発生し、可用性(使い勝手)が低下します。今回のKADOKAWAの事例も、複数台のサーバーをネットワークでつなげていたため大規模な攻撃を許しました。これが各サーバーが独立し、ネットワークに接続されていない状態で稼働し、サーバー間のデータの受け渡しは人間がUSBメモリで毎回ウイルスチェックをしながら移していれば、被害は格段に減ったでしょう。


しかし、そんな構成では事業が成り立ちません。ある程度可用性を確保しつつ、安全を取ろうとすれば隙が生まれ、悪意ある者の侵入を許してしまうのです。


そうなってくると、セキュリティ対策にお金をかけて可用性を下げるよりも、最低限のセキュリティにとどめてハッキングありきの体制作りが今後は大切なのかもしれませんね。