2024年2月13日火曜日

豚のレバーは加熱しろ(終)(一部レビュー)

<あらすじ>

現代で豚のレバーを生で食べて意識を失った冴えないオタクが異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!

人の心を読むことができる「イェスマ」という種族だという、豚と心を読める美少女の、いちゃラブファンタジーがいま始まる!

<レビュー>

放送延期で最終話だけが残されていた本作。ついに最終話「豚のレバーは加熱しろ」が放送されました。

 

まずは最終回の全体的な感想ですが、制作陣の熱意は伝わったものの、予算不足顕著で悔しい最終回となりました。

 

もう、口パクどころか止め絵でフェード、パンなどのカメラワークとセリフだけで尺を持たせている印象です。

 

そのセリフも最終回だけにアニオリで変なことも言えず、ずっとお別れを惜しむセリフ回しだったりして、せめてアニオリ要素を足して1時間番組すれば物語としては評価されたのではないかと思います。

 

それでずっと、止め絵や背景のカメラワークが続くわけですが、ジェスが最後に主人公と散歩するシーンがあります。

 

そのシーンの1カットですが、ジェスがくるっと回って「あっちへ行こう」と指さすシーンがあります。そのシーンだけはかわいらしいジェスが衣装をなびかせて美しく回ります。

 

ここまでの流れで予算がなく、ほとんど動きがなかった作品なので、本来ならこんなカットは無くても良かったはずです。

 

しかしこのシーンがあることで、制作陣の無言の表現というか作品への情熱がにじみ出ていると感じました。きっと時間も予算もない中で最後にジェスを可愛く動かそうという粋な計らいだろうと思います。

 

全話通せば何だかんだで面白いシナリオでしたので、よろしければ配信サイトなどで視聴してみてはいかがでしょうか!

 



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