悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました #5-8話（一部レビュー）

＜あらすじ＞

困難を乗り越えてクロードと婚約をしたアイリーン。

幸せを掴んだかに思われた彼女の元にミルチェッタ地方の魔物アシュタルトが人間の村を襲ったという知らせが届く。この騒動に新たな破滅の危機を感じたアイリーンは、ミルチェッタ公国のミーシャ学園に男装姿で潜入し、状況を探り始める。そこで彼女は乙女ゲーム「聖と魔と乙女のレガリア2」のラスボスのゼームス・シャルルや一癖ありそうな生徒会メンバーと出会う……。

＜レビュー＞

１～４話で乙女ゲーム「聖と魔と乙女のレガリア」の世界を制覇した主人公。５～８話では「聖と魔と乙女のレガリア2」の世界を駆け巡ります。

よくある悪役令嬢モノですが、とにかく早い。話の展開に無駄がないです。起承転結がきれいに1話ずつ収まっています。昨今でもここまで展開の早いアニメは珍しいと思います。

　

1話の情報量が多く、細かい心理描写はパパッと大まかに描いてあとは視聴者の想像に任せて、バンバンシナリオを進めていく独特のスタイルです。

また、4話で終わってしまう1パートですが、普通に面白く深夜アニメですから1パートで1クール使ってもおかしくない内容です。それを4話に圧縮して視聴者に提供してくれているので、視聴者目線でいうともの凄くお得感のある作品です。

　

作家目線でいうと、そんなにアイディアを矢継ぎ早に出してしまって大丈夫か。もっと深堀して尺を稼いでもよいのではないか。などと心配になってしまう作品です。

　

お勧めですが、この作品は超スピードで展開している分、途中から視聴してもよくわからない、1話抜けてしまうと展開がわからないといった弱点があります。長所＝短所というわけです。

　

ですので、できればHuluなどの配信サービスで1話から視聴してみていただきたい作品です。