2022年6月9日木曜日

パリピ孔明 4話~10話(一部レビュー ブラック)

<あらすじ>

あの諸葛孔明が!なぜか渋谷に!!まさかの転生!!!

渋谷で出会った月見英子の歌に心を奪われた諸葛孔明は、英子の軍師として仕える。そして・・・。

天才軍師の圧倒的無双を誇る知略計略が音楽シーンに新たな伝説を誕生させる。

<レビュー>

4話以降どんどん失速している感のある本作。

好き嫌いの視聴者の二極化が進んでいる感じがします。

 

管理人は残念ながら、失速したと思っています。今、オススメできるかと言われれば興味があれば止めません。というレベルです。

 

何故面白さが失われたのかと分析した所、圧倒的に共感できないからです。1話から3話までの本作は、転生した孔明が、その知略を活かして現代でも軍師として活躍するお話でした。転生モノとしても新しいですし、あの孔明がクラブに行ったり路上で寝ていたりとイメージとのギャップも楽しめました。

 

しかし、ラップバトルが始まると孔明は殆ど活躍しません。ずっとラッパーが悩み、ラッパーによるラップバトルが中心のお話になります。無論、孔明もラップをしますが、孔明である必要性が薄く、何となくラップありきで作られたラップのCMのようなエピソードでした。しかも長尺。

 

やっとラップが終わって、孔明のターンかと思いきや、こんどは英子のターン。さらにライバルのグループのターン。「パリピ孔明」を見ているのにずっと脇役の紹介なんです。主人公が活躍しないので共感できない。これが一つです。

 

もう一つはラップも含め楽曲の選択が悪いところです。ラップは何を言っているのか良くわからないですし、楽曲は全部洋楽。おそらく、アニメのグローバル配信を見据えて洋楽にしたのでしょうが、おかげで全然歌詞が入ってこない。


何を言っているのか良くわからないラップに、英語の為歌詞が分からない楽曲。耳から入ってくる情報の半分が理解できないので、共感できない。これが2つ目です。

 

ラップは、ラップにフォーカスせず、極端に言えば「ボエボエボエ」でも視聴者が楽しめるようにシナリオをメインにして、わきに添えるべきでした。

 

楽曲はJPOPにすべきでした。Youtubeで配信されている中の人のJPOPカバーの歌声の方が断然いいです。どんなにいい歌であってもアニメのキャラが歌っている歌詞が理解できないのは致命的過ぎると思います。

 

いまから変更はできないので、日本語訳のテロップを入れるべきです。 

 

と結構辛辣に書きましたが、1話~3話の出来が飛びぬけて素晴らしい作品でしたので、失速したとはいえ平均点以上の作品であることは間違いありません。 

 

また冒頭にも書きましたが、刺さる人には凄く刺さっている模様ですから、この作品の演出やシナリオを否定する気もありません。

 

ただ、おしいなぁと。1話~3話の勢いのまま走り続けたら、SIROBAKO(P.A.WORKSのヒット作)に並びそうな勢いがあったのにと。



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