2018年7月13日金曜日

中間管理録トネガワ(一部レビュー)

 帝愛グループのNo2の座に着く男、トネガワ。この物語はトネガワの
 受難と煩悶に溢れるささやかな日常を楽しむ物語です。賭博黙示録カイジ
 のスピンオフ作品です。

 
 公式サイトは↓
 ttp://www.tonegawa-anime.com/
 (自動で動画が始まります。音量注意)
 
 
--- 2行で読む ここまでのあらすじ ---

 ・帝愛グループのNo2トネガワは、No1の会長に呼び出され狂気の
  ゲームを考えろと命令される。断ることが許されないトネガワは
  その意向を受けてプロジェクトチームを結成する。
 
 ・プロジェクトチームを作ったもののNo2という強すぎる権力に部下は
  怯え会議は空転する。トネガワの「管理職」としての能力が今試される。
 
--- レビュー ---
 
 カイジの宿敵として登場した「トネガワ」の物語です。
 
 基本的に室内での会話劇を中心とした作風で、カイジの世界観を活かした
 心理描写たっぷりのギャグが魅力の作品です。
 
 もちろんカイジ同様「ざわ・・・ざわ・・・」といった定番の演出も
 本作でも頻繁に(むしろカイジ本編よりも頻繁に)登場します。
 
 黒服(部下)が何人も登場しますが基本的に見別ける必要がなく、登場
 人物が「会長(上司)」・「トネガワ(自分)」・「黒服(部下)」と
 かなり限定的で分かりやすくカイジ本編を知らなくても楽しめます。
 
   
--- 総括 ---
  
 ナレーションがツッコミ役なので、トネガワとナレーションで成り立って
 いる印象です。
 
 カイジの世界感なので心情部分にタップリと尺を取っているのですが
 こちらはスピンオフ作品なのでちょっとノリが軽いのです。
 
 ゆ・え・に
 
 ナレーションの頑張りで尺を無理やりギャグとして消化させているので
 カイジを知らないと間延びしたイメージを持つかもしれません。
 
 漫画では読む側に時間軸をある程度想像させる手法もありますが、アニメ
 では心理描写の時間軸はイコール尺なので結構大変そうです。
 
 管理人的には場所を「社内」に限定したシチュエーションコメディなので
 作者のアイディアやアニメスタッフの演出に注目している作品です。
 
  
-------
 
 大爆笑ギャグと言うよりもコツコツ中小の笑いを積み重ねていく感じです。
 
 シナリオはあってないような日常系アニメに近いので何か作業しながら
 ぽっと流しておくにもちょうどいい感じです。
 
 ガツガツせず世界観を軽く楽しむのにちょうどいい作品です。(今のところ)

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