2023年1月31日火曜日

ルパン三世VSキャッツアイ(映画)(レビュー)

<あらすじ>

3枚の連作の絵を狙うルパンとキャッツ。しかし連作をねらうのはこの二組だけではなかった。謎の武器商人ファーデンもこの作品を狙っていた。

過激な武装集団であるファーデン、大泥棒ルパン三世、神出鬼没のキャッツアイの3つ巴の奪い合いが始まる

<レビュー>

全編CGの作品です。CGに抵抗がある人には不向きかもしれません。全体的にルパン寄りの作品です。シナリオ的にも作画的にもルパン>キャッツという構図です。

 

個人的に気になったのがキャツアイの衣装です。キャッツといえばレオタード。薄着で華麗にかわすしなやかな体技にあるとおもいます。

 

しかし本作のキャッツの衣装は背中のあいた作業着。しかもCGなのでアニメのような理論を超越したしなやかな動きはありません。


キャッツではなく別の女泥棒として見る分には素晴らしい作品なのですが、名前にキャッツアイと書かれると名作の復刻を期待してしまうので、その視点では残念な部分が正直あります。

 

作画も北条司のタッチが全然ありません。

 

本作はルパン、キャッツを知っている前提で作成されておりますので説明は一切ありません。特にキャッツ側のなぜ絵を盗むのか。刑事であるトシがキャッツアイの身を案じるのか。そういった基盤となる背景も語らないのでキャッツアイを知らないと没入しにくいかもしれません。

 

色々書きましたが、前述のとおりシナリオはかなり良く、説明を省いているおかげでテンポもよい作品です。なにより久しぶりにキャッツアイが見られる作品でもあるので、ご興味のある方はAmazon プライムで視聴することができます。



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