2019年6月7日金曜日

盾の勇者の成り上がり その2(一部レビュー)

異世界転移でファンタジーの世界に「勇者」として召喚された
主人公。しかし勇者といっても「盾の勇者」だった。武器を
使えない勇者が悪戦苦闘しながら力をつけていく。


 【アニメ公式】
  ttp://shieldhero-anime.jp/

 【ネット配信】

 [ニコニコ動画]
  ttps://ch.nicovideo.jp/shieldhero-anime
 [dアニメストア]
  ttps://anime.dmkt-sp.jp/animestore/ci_pc?workId=22568
 

----【梗概】 ----

 ・普通の大学生が異世界に召喚され、盾の勇者という特異な
  立ち位置に立たされる。召喚した主も盾の勇者には失望し
  無下に扱うようになる。そこから盾の勇者の成り上がりが
  始まる。


-----【レビュー】-----
 
  召喚から始まった王と王女による、盾の勇者いじめも
  ついに女王の采配によりフィナーレとなりました。
 
  盾の勇者に感情移入している視聴者側からすると
  ずっと嫌がらせを繰り返してきた相手が「断罪」される
  シーンを見ることができ、少なからず溜飲が下がった
  のではないでしょうか。
  
  貯めに貯めまくったヘイトを開放するシナリオでしたが
  あまりやり過ぎず、適度な「罰」で済ませたのは
  良いシナリオだったと思いました。
 
  あのシーンで徹底的に断罪してしまうと、今まで
  王様たちが嫌がらせをするからひねくれていたという
  主人公の設定が狂い、ただの「性格の悪い勇者」と描画
  されることとなり、結果的に面白みに欠ける主人公に
  なってしまったと思います。
 
  ヘイト大開放のシーンでも主人公の「根は優しい」という
  設定を貫いた作者ですから、今後のシナリオにも
  興味を持って視聴できそうです。
  
   
 
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【編集後記】
 

  ヘイト開放シーンは、作者がノッていればいるほど
  上から目線でやりたい放題になりがちです。
 
  作者自身も主人公に感情をかぶせてしまい、敵を
  叩き潰したくなってしまうのです。
 
  しかし、作品において創造主である作者がその行為を
  行ってしまうと影響は非常に大きく今まで作ってきた
  色々な人物の人物像まで破壊しかねません。
  
  簡単に言えば「うわー。なんかやり過ぎ・・・」って
  感じに「読者が引いてしまう」のです。
 
  そういった観点からしても、作品を俯瞰的に見て
  うまい具合にお仕置きを表現したこと本作の作者は
  すごいなぁなんて思った次第です。



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