異世界転移でファンタジーの世界に「勇者」として召喚された
主人公。しかし勇者といっても「盾の勇者」だった。武器を
使えない勇者が悪戦苦闘しながら力をつけていく。
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----【梗概】 ----
・普通の大学生が異世界に召喚され、盾の勇者という特異な
立ち位置に立たされる。召喚した主も盾の勇者には失望し
無下に扱うようになる。そこから盾の勇者の成り上がりが
始まる。
-----【レビュー】-----
召喚から始まった王と王女による、盾の勇者いじめも
ついに女王の采配によりフィナーレとなりました。
盾の勇者に感情移入している視聴者側からすると
ずっと嫌がらせを繰り返してきた相手が「断罪」される
シーンを見ることができ、少なからず溜飲が下がった
のではないでしょうか。
貯めに貯めまくったヘイトを開放するシナリオでしたが
あまりやり過ぎず、適度な「罰」で済ませたのは
良いシナリオだったと思いました。
あのシーンで徹底的に断罪してしまうと、今まで
王様たちが嫌がらせをするからひねくれていたという
主人公の設定が狂い、ただの「性格の悪い勇者」と描画
されることとなり、結果的に面白みに欠ける主人公に
なってしまったと思います。
ヘイト大開放のシーンでも主人公の「根は優しい」という
設定を貫いた作者ですから、今後のシナリオにも
興味を持って視聴できそうです。
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【編集後記】
ヘイト開放シーンは、作者がノッていればいるほど
上から目線でやりたい放題になりがちです。
作者自身も主人公に感情をかぶせてしまい、敵を
叩き潰したくなってしまうのです。
しかし、作品において創造主である作者がその行為を
行ってしまうと影響は非常に大きく今まで作ってきた
色々な人物の人物像まで破壊しかねません。
簡単に言えば「うわー。なんかやり過ぎ・・・」って
感じに「読者が引いてしまう」のです。
そういった観点からしても、作品を俯瞰的に見て
うまい具合にお仕置きを表現したこと本作の作者は
すごいなぁなんて思った次第です。
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