2018年11月15日木曜日

かるい日記的なモノ ~いざ、時間旅行~

こんばんわ!管理人の緑茶です。

本日は、ちょっとマジメ?な「小説で時間旅行を扱う難しさ」を
掲載しようと思います。

思いっきり創作向けの記事です。興味のない方すみません。

では早速

1.時間旅行とは?
 
  「タイムリープ」「タイムトラベル」など呼び方は色々ですが
  時間「さかのぼる」「跳躍する」ことを時間旅行とします。
 
  
2.何が難しいの?
 
  過去へ行くことです。
  分かりやすいのが親が殺しですね。自分が過去へ行き自分の親が妊娠する前に
  殺すことは出来るのか?
  
  つまり・・・
  
  1)自分が自分の親に殺意を抱く (動機)
  2)自分が過去へ行く      (行動)
  3)自分の親を殺す ・・・ あれ?自分が生まれないので動機が消失して
    しまいます。動機が消失したので行動も消失します。
  4)自分が過去へ行かず親が死にません。・・・あれ?親が生存するので
    動機が復活します。つまり行動も復活します。以降3,4をループ
    してしまう。

  もしゲームプログラムであれば無限ループでフリーズ(固まる)となります。
  
  このループの答えを小説家は創作しなければならず、それが難しいと管理人は
  考えます。
 
 
3.答えなんてあるの?
 
  創作ですから答えは出せます。
  
  一番簡単なのは思考を止めることです。     
  
  やすい感じになりますが(笑)時間旅行の「時間」を拡大解釈して
  過去へ行くけど「その過去は未来に何も影響しない別世界の過去」と
  してしまえば、やりたい放題できます。
  
  子供向けアニメとかはコレですね。メリットは分かりやすさですが
  物語のリアリティは消えてしまいます。
  

4.管理人的にはどう思うの?
 
  ルールをきちんと決めて、それを読者に理解してもらうことが大切
  だと思います。
  
  例えば「過去の改ざんは不可」とルール化し、登場人物が何をしても
  最終的に「動機」が残るようにしか行動できないとしてしまう。
 
  1)自分が過去へ行く
  2)親が子供の時点で親を殺す
  3)→何度やっても人違い。
 
  こんな風に矛盾を解消するのです。
 
  逆に「過去を変えれば未来が変わる」とルール化し、登場人物に視点で
  矛盾を矛盾としない。
 
  1)自分が過去へ行く
  2)親が子供の時点で親を殺す(成功)
  3)現代に戻ると自分の存在を誰も知らない世界になっている。
 
  こちらでも面白いと思います。
  
 
5.結論は?
 
  時間旅行の小説はテーマとして思いつきやすいのですが、無作為に書き殴ると
  「時間旅行」と言う名の「ご都合主義」になって読者が冷めてしまいます。
  
  それを避けるためにルールは先に作り込んで逸脱しないように物語を書く
  ことが大切です。
  
  それが完璧できればリアリティのある「面白い小説」になると思います。
 
  ですが非常に難しくギャグや短編ではなく長編として成立している作品が
  あれば是非参考に読んでみたいと思います。
 
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おまけ
 
  難しい話を省きますが、過去へ行くことは「理論的には」できます。
  
  我々の認知する時間は「光の速さ」原点なので、光よりも早く移動すれば
  過去の光景を見ることが出来るはずです。
 
  今でもできます。星を見ればその星は「過去の映像」です。
  
  星々の距離は長く、光の移動に時間がかかります。ですからリアルタイムで
  見ることはできず、例えば太陽ですら実は8分前の過去の映像なのです。
  (太陽を直接見てはダメですよー)

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