2023年7月13日木曜日

AIの遺電子 (一部レビュー)

<あらすじ>

21世紀に始まったAIの圧倒的な進歩は、

社会の発展に寄与する一方、高い知性を持つ機械を道具として使う是非を、人類に突きつけた。

そして22世紀後半。人々は「産業AI」とは別格の存在として、

人権を持った「ヒューマノイド」を当たり前に受け入れ、

共に暮らしている。

須堂光は、ヒューマノイドを治す新医科の医者として、

ヒトとAIの共存がもたらす「新たな病」に向き合っていく。

<レビュー>

生身の人間と、心を持つロボット「ヒューマノイド」が共存する世界を描いたSFアニメです。

人間同様に感情をもつロボットがロボットであるがゆえに、抱える悩みや、ロボットの複製(人格の複製)という闇にも触れています。

 

複製された人格は、犯罪者によって都合よく改造され実行犯として使い捨てられてしまいます。自分ではない自分が他人を苦しめることに複製元のヒューマノイドは苦しみます。


このようなシナリオで、鉄腕アトムで手塚治虫が書こうとしていた心を持つロボットの苦悩を現代的な視点であらためて書かれています。

 

考えさせられる点も多い作品で、SF的な世界観も面白いですがテーマとしても深く、この先が楽しみな作品です。派手な戦闘や超技術のようなSFではなく、SFを下地にしたシリアスなドラマ仕立てですので、一度視聴してみてください。


結構面白いと思います!



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